吉祥天女



以前にも書きましたが、私、吉田秋生さんのマンガの大ファン。
「BANANA FISH」や「ラヴァーズキス」など、たぶん、ほとんどの
作品は読破してると思われます。
そんな吉田さんの作品を初めて見たのが、小学生の頃。
「吉祥天女」という作品。
当時、イマイチ理解できなくて、難しいマンガだな・・・と思っていました。
で、最近、また単行本を読み直してみたら、面白い!!
確かに、子供にはちょっと難しいと言うか、オトナな作品だったよなぁ・・・。
でも、少女マンガ雑誌に掲載されてたんだよなぁ・・・と思いながら。
映画化もしたということで、今回DVD借りてみました。


舞台は、昭和45年の金沢。
大地主・叶家の長女である小夜子(鈴木杏)は5歳の時に故郷を離れて信州で育ち、
書生の小川雪政(津田寛治)と共に12年ぶりに実家に帰って来た。
叶家は女系家族で祖母・あき(江波杏子)が莫大な不動産を保持しているものの、
最近は病床に臥せがちだった。
母・鈴子(青山知可子)は世間知らずのお嬢様で、婿に入った父の和憲(小倉一郎)は能なしだった。
養子縁組で小夜子の義理の兄となり、12年前の天衣神社焼失の際に亡くなった
叶泰之と結婚した浮子(国分佐智子)が現在家の実権を握っていた。
この地の開発を一手に担う遠野建設の遠野一郎(嶋田久作)は、
浮子の実の兄で、暁(深水元基)という息子と、涼(勝地涼)という甥がいた。
小夜子はそんな叶家と遠野家を結ぶかすがいになるはずだった。
小夜子の帰郷は周囲の注目を集め、同級生である麻井由似子(本仮屋ユイカ)や、
その姉の鷹子(市川実日子)も含めて多くの人を魅了する・・・。


・・・私の中の主人公・小夜子のイメージが、鈴木杏ちゃんとまったく違ったので、
ちょっぴり違和感を感じました。
もっと、妖艶とした、でも誰なのかっていうと、浮かばない・・・。
原作を読んで、必ずこれがドラマや映画だったらキャストは誰だろう・・・って
妄想をしちゃうんですが、小夜子に関してはまったく浮かばないんですよね・・・。
だから、映像化はムリかも・・・って思ってたんですが・・・。
鈴木杏ちゃんは、子役の時から見てるので、どうも、魔性の女というイメージが
弱くって・・・でも、驚くほどの色気があり、びっくりしました。
オトナになったのね・・・なんて思いつつ。
そして、心優しいんだけど、ちょっと不良な涼役に勝地涼さん。
「未来講師めぐる」でのはっちゃけた演技が最近、私の心に刺さりまくりですが、
それを見たすぐあとにこの映画を見てしまったので、かなり微妙な気分でした。
これはタイミングが悪かったかも・・・。


それなりに楽しめることは楽しめますが、やはり、マンガで読むのが一番いいかも。
吉田さん独特の線の細い、原作の小夜子がやっぱり一番イメージにはまります。
最近では、ドラマや映画の原作がマンガ・・・ってのが多いですが、
イメージが固定されがちだから、配役とか、難しそうですよね・・・。
ほぼ原作に忠実だったので、お話はそれなりに面白かったです。