マザコン



角田光代さんの新作・・・かな?
貸本屋さんで借りました。
5編の物語が収録されていて、それぞれテーマは、
母親・・・。
母親を語るのは、「息子」だったり、「娘」だったり・・・。
ちょっと重くて痛い話ばかりでした・・・。
タイトルから妄想した物語は、マザコンの息子の
お話???って思ったんですが、いやいや・・・娘も息子も
とっても辛辣な目線で母親について語ってて・・・。


ひとつあらすじを紹介します。
『初恋ツアー』というお話。
主人公の私は、自分の親とはうまくいってないのに、
夫の母とはなぜかウマが合う。
ある日、夫も私もやっと長い休みを取れることになり、
旅行の計画を立てる。
二人きりの旅行だったのに、私は義母を誘おうと提案する・・・。
義母の強い希望で行き先は北海道になる。
なぜ北海道なのか???
義母の初恋の人が、北海道に住んでいるという。
饒舌に、過去の恋愛を息子と義理の娘に話す母。
濃い化粧をし、きつい香水をつけ、「母」を捨て、
「女」を見せる母・・・息子は不機嫌になってしまう・・・。


・・・どうでしょう?なんか、毒々しいというか、
ありがちな話なんだけど、自分の母親が・・・って想像すると、
ちょっとイヤな気持になるようなお話ばかり・・・。
母という顔を持ちつつも、母も「女」なんだと思わせるものばかり。
うちの母を重ね合わせると、もはや「女」という顔はありえないんですが・・・。
でも、顔のシワを気にしたり、髪型を気にしたり・・・そういところにも、
「女」が出てるんでしょうか?うぅむ・・・かなり複雑・・・。


角田さん独特の毒々しさが、この本に関してはちょっと強烈すぎた
気がするのは私だけでしょうか?
でも、ひとつのお話が短いので、さくさく読めちゃいましたー。