ジュディ・ディンチっていう、イギリス人の女優さん、ご存知ですか?
007のM役でもおなじみのこの女優さん、演技がお上手で好きなんです。
この方と、透き通るような美しさのケイト・ブランシェット主演のこの映画。
この作品で、二人とも、アカデミー賞の主演女優賞と助演女優賞にノミネートされてました。
劇場公開時から気になってたので、早速借りてみました。
物語は、ジュディ演じるバーバラが教師として勤める学校に、
ある日、美術教師のケイト演じるシーバが転任してくる。
美しくて気さくなシーバに、生徒たちはもちろん、教師たちも注目する。
孤独で飼い猫だけが心の拠り所のバーバラは、シーバと永遠の親友になりたいと願う。
ある日、生徒同士の喧嘩に遭遇し、困惑するシーバをバーバラが助けたことで、
家族ぐるみの付き合いが始まる。
シーバのことを「親友」と信じて疑わなかったバーバラは、
ある日、偶然シーバの秘密を知ってしまう。
それは、シーバが教え子と禁断の関係にあること・・・。
シーバの秘密を握ることで、バーバラは、彼女を手中に収めようとする・・・。
バーバラは、シーバの情事や、身に起こった出来事などをすべて
日記に書きとめていた・・・。
・・・すごい!!二人のアカデミー女優の競演・・・という触れ込みがありましたが、
まさにその通り。
ジュディ・ディンチが孤独な初老の女性を見事に演じてます。
シーバにのめりこんでいく様は、本当に、見ていて背筋が寒くなるくらい・・・。
対するケイト・ブランシェットは、繊細なんだけど大胆な演技で
魅せます。
バーバラって、プライドが高いから、いろんな意味で歪んでしまって、
本当の友達を作ることができず、結果、自分で自分の首を絞めてる感じで、
見ていて痛々しかったです。
私、人見知りするんだけど、好奇心は旺盛な方。
自分からはあまり積極的に動くタイプではないですが、
親切にされたりすると、いい気になって友情を深めようとしてドツボにハマることがあるので、
これ、けっこう他人事ではなく見てしまいました。
親しくなってからその人の「計算」な部分が見えると、けっこう引くタイプ。
これって、学習しようとしても、付き合ってみないとなかなか見抜けない部分もあるので・・・。
自分の周りにいないタイプの人は特に見抜けないです・・・。
で、結果、親しくなってかなり経ってから、「あれ?私、けっこう利用されてる?」みたいなことが、
最近もありました。
バーバラほど怖くはないけど、なんか、そういうのって人間不信になったりします。
バーバラと、その私の元友人にとても共通点があるのを発見して、
ちょっと怖くなりましたが・・・。
この映画、アメリカで実際にあった教師と生徒の禁断の関係をもとに
書かれた小説が原作らしいです。
その事件は、ニュースで見たことがある気がしますが・・・。
それをこういう視点から小説にしてしまった原作者、すごいな・・・。
なんか、幼稚な感想かもしれないけど、オバケとか幽霊とかよりも、
やっぱり人間が一番怖い・・・ってつくづく思ってしまう作品でした。
でも、私は虫が一番怖いかもしれないけど・・・。(大の虫嫌いなもので・・・。)
