ずっと気になってたんですが、ネットなどで見ると、
ちょっと重そうな内容だなぁ・・・と思い、ついつい手が出なかったんですが、
今回、見てみました。
物語の主人公は、ある工場で黙々と働くハンナ。
誰かと接することを避け、来る日も、来る日も、
本当に黙々と仕事をこなす毎日。
そんなハンナに、ある日、会社の労働組合から「働きすぎ」だという
声が上がり、無理矢理休暇を取らされることになる。
とりあえず、旅に出てはみるが、あてもなく、
ふと立ち寄ったカフェで油田掘削所で火災事故があり、その怪我人の
世話をする看護婦を募集してることを知り、勢いで応募してしまう。
油田掘削所に到着したハンナは、早速、大火傷&骨折&一時的な失明という
大怪我をしたジョセフの看病をはじめる。
悲惨な状況でも、ユーモアを忘れず、ハンナと打ち解けようとするジョセフは、
彼女に名前や出身地などを聞くが、ハンナは絶対に答えようとはしない。
かたくななハンナに、掘削所のほかのメンバーも、多くを尋ねようとはせず、
彼女にとっては、それなりに居心地のいい環境となる。
みんな、それぞれワケありな面々・・・。
そんな人々に囲まれていくうちに、ハンナはだんだんと明るさを取り戻す・・・。
・・・なにかのレビューでハンナの抱える秘密が重い・・・というのを
読んでいて、「内容の重い映画」という先入観を抱いていたのは確かですが、
その秘密が、あんなに重いとは・・・予想外でした。
最初、ハンナのあまりの暗さに、正直、イライラってしちゃったんですが、
事情を知って、そんなこと思っちゃって自己嫌悪・・・。
人々の間では風化してしまうような戦争でも、体験した人の心には
深い傷となって残ってしまっていることに、わかってるつもりだったけど、ショックを受けました。
私がハンナと同じ経験をしたら・・・怖くて想像できません。
そんなハンナに、油田掘削所の人々は、温かく見守りつつも、
ほどよい距離感を保ってくれて、こちらまで心地よくなります。
けがによって、一時的に失明しているジョセフには、次第に心を開き、
ついに、ハンナは自分の秘密を打ち明けてしまうのですが、
そのときのジョセフの、ハンナを抱きしめる場面が切なくて、
涙がこぼれました。
ティム・ロビンス、さすがの演技!!ジョセフが病院に移送されるときに、
そばにハンナがいないのに気付き、彼女の名を叫ぶところも
私的にはとても刺さりました。
この映画、「死ぬまでにしたい10のこと」のスタッフが集結してるんですね。
見たことないので、この映画見て見てみたくなりました。
目をそらしてはいけない、悲惨な戦争体験が軸になってますが、
後味はとても心地よかったです。
