数年前からシャンソンに興味を持つようになりました。
きっかけは越路吹雪さんの生涯を描いたドラマを見て、
シャンソンの奥の深さをうっすら知ったこと。
母が越路吹雪さんの大ファンだったので、
小さい頃から曲は知ってましたが、それまでは全く興味がなく…。
そのドラマをきっかけにピアフを知ったのです。
「愛の讃歌」を聞いて、衝撃を受けました。
なんか、うまく表現できないけど、魂の叫びというか…。
曲の由来が、最愛の人を飛行機事故で失ったこと…と知って、納得しました。
シャンソンって、唄う人の人生経験が大きく影響するんだって思いました。
若い人には奥深さが出せなさそうですよね。
そういう意味でも、シャンソンに興味を持つようになった私も、
ちょっと大人になったのかなぁって思いました。
前置きが長くなりましたが、この映画で、
よりピアフのことを知ることができるかもという期待と、
歌が聞けるのを楽しみにしてました。
物語は、ピアフの幼少期の複雑な家庭環境から始まります。
苦労続きの子供時代を経て、成長し、街角で唄ってたところを、
有名クラブのオーナーにスカウトされ、初舞台を踏みます。
粗削りなピアフの歌に将来性を見い出し、育ててくれたオーナー。
ピアフは父のように思い、とても慕いますが、
ピアフが原因で彼はチンピラに殺害されてしまいます。
その後、絶望しつつも才能を埋もれさせることなく、
最愛の人にも出逢い、幸せの絶頂にいた彼女に突然の彼の訃報が…。
悲しみに打ちひしがれ、薬に手を出し、悲しく切ない最期となります…。
…ピアフ役の女優さんが素晴らしかったです!!
最愛の人を亡くした時の悲しみと切なさがこちらにもじゅうぶん伝わり、思わず涙がこぼれました。
波瀾万丈な人生経験があのなんともいえない奥深い歌い方につながるんだなぁ…と心の底から納得。
映画の中でかかる曲はすべてピアフが唄ってたものを使ったそうで、
それを聞くだけでもじゅうぶん楽しめます。
サントラもいいらしいです。欲しい…。
回想シーンと現在がコロコロ変わるので、
集中して見てないと、わからなくなってしまいそうでしたが、
実在の人を題材にした映画の中では、群を抜いてると思います。
シャンソンがわからなくても、聞いたことがある曲が多いですし、楽しめると思います。
それにしても、観客の年齢層が高かった…。
たぶん、うちの親くらいの方々が大勢、ご夫婦でいらしてました。
やっぱりシャンソンは大人のジャンルなんでしょうか?
うちの母にも是非見せたいです。
