蝉しぐれ


会社の喫煙室で仲良くなった監査役のおじさまに
貸していただいた、このDVD。
私、海外モノも国内モノも時代劇は大のニガテで・・・。
時代背景がよくわからないってのもあって、特に世界史は
ニガテ中のニガテだったので、海外モノには手を出したことがないんです。
日本の時代劇は、うちの父が「暴れん坊将軍」ファンで、
付き合って見てはいましたが、本当は他の番組が見たかったりして・・・。
(父は本当に時代劇好き。暴れん坊将軍は、テーマ曲を
ケータイの着メロにしてるくらい!!)


映画やドラマでそんな感じなので、本なんてとんでもない!!
藤沢周平と司馬遼太郎の区別もつかなく・・・お恥ずかしい・・・。
そんな話しを何かの折にしてたら、監査役のおじさまが、
「一度、蝉しぐれを見るべきだ!!」と、半ば強引にDVDを
お貸しいただいた次第・・・。失礼ながら、社交辞令で感想くらいは
述べなければ・・・と思い、しぶしぶ見てみました。
これ、映画バージョンと、NHKのドラマバージョンがありますが、
今回は、NHKのドラマバージョン。
主演は内野聖陽さんと水野真紀さん。
そして、脇を竹下景子さん、勝野洋さんが固めます。
なにより、主人公の友人役として、クドカンが出てたのにびっくり!!!
ちょんまげ姿もなかなかお似合いなカンジで・・・。
クドカンが出てるなら、ちょっとマジメに見てみるか・・・ってことで、
なんの期待もせずに見て見ました。


そしたら、思いのほか面白く、私が持ってる時代劇のイメージとは全然違う!!
小さい頃から、水戸黄門やら、桃太郎侍やら、暴れん坊将軍を
時代劇だと思い込んできた私にはチャンバラシーンの少ないこのドラマは
とても新鮮でした。そういうシーンがあっても、厳かな雰囲気・・・。


物語は、寡黙ながらも、実直で、村の水田を守るために力を尽くす
下級武士の父を尊敬する文士郎。
物語は、文士郎が15歳くらいのときから始まります。
幼馴染のふくに淡い恋心を抱き、日々、武道の修行に精進する、
とても清々しい若者です。
・・・が、父が謀反の罪で処刑され、罪人の子として、
長く辛酸を舐めることに・・・。紆余曲折を経て、身分が戻り、
文士郎も父と同じ仕事に就きます。
・・・が、ふくは、お殿様の側室になってしまい、二人の恋は実らず・・・。

家族の絆や、友情、そして初恋の人への揺るぎない愛・・・とても
切ないけれど、癒されるお話となってます。

時代劇ニガテな人、オススメ!!
映画バージョンも見てみようと思います。
残念なのは、最後の巻のDVDの調子が悪くて画像が静止してしまい、
結局結末を見れなかったこと・・・。
映画バージョンで確認します。


時代劇に関する先入観が見事に覆されたこの作品。
これから、時代劇(日本)も果敢にチャレンジしてみようと思ってます。
黒澤作品の時代劇、白黒だし、よくわからなそう・・・って思ってたけど、
実はとても面白いのかな?ちょっと惹かれてます。