眉山

友人の読書ブログに感想が書いてあったのと、
映画もちょっと気になってたので、読んでみました。


東京で働く咲子は、故郷の徳島で一人で暮らす母が、
末期癌で余命いくばくの命だと知る。
故郷に帰り、母を看取る決心をした矢先、咲子は、
母が自分に黙って「献体」を申し込んでいたことを知る。
咲子は、母のそんな行動に疑問を持つ。
母の看病を続け、母と交流のあった人々と接し、
やがて、咲子は、まだ会ったことのない父の存在と、
母の想いに辿りつく・・・。


このお母さん、とてもカッコいい!!
売られた喧嘩は絶対に買い、筋を通すところは通して、
たくさんの人の面倒を見て、誰のお荷物にもならず・・・。
映画では、宮本信子さんが演じてて、納得の配役ですが、
私の中では、大楠道代さんもこんなイメージです。
昔の任侠映画の見すぎでしょうか?
でも、もっと身近で、仲良くしていただいてる銀座のママがいました!!
まさにこんな感じの方です。


チャキチャキの江戸っ子の、「神田のお龍」の異名まで持つお母さんが、
実は過去に熱烈な恋愛をして授かったのが咲子・・・。
そのお母さんの想いを、咲子は知ることになります。
わざわざ徳島で咲子を生んで、そのまま住みついてしまった理由、
献体を申し込んだ理由・・・。
そこにはお母さんのとても熱く、深い思いがこめられていたのです。

最後の阿波踊りの場面は、とても切なく、お母さんの人生の
集大成・・・とでもいうのかな・・・。
本当はわずかな命で、体も相当きついはずなのに、
最後までカッコいいです。


「献体」って、聞いたことあるけど、あまりよく知りませんでしたが、
最後の最後にそれについての記述があり、「なるほど・・・」と
思いました。妙に納得して読み終わった感じ。


さだまさしさん作ということで、実は期待せずに読んだのですが、
女性の強さを本当にカッコよく描いています。
そういう女性になりたいもんです・・・。