瀬尾まいこさんの本と平行して読んでしまいました。
主人公ハナは37歳で、友人のチサトと下北沢で古着屋を
共同経営している。
独身で、5年越しの恋人、タケダくんがいる。
ある日、タケダくんからプロポーズをされるのだが、
そのセリフが「結婚してあげる」といったもの。
それに違和感を覚え、距離を置くことにする。
一方、今までお店を軌道に乗せようと共にがんばってきた
チサトとも、方向性の違いから、ぎくしゃくしてしまう・・・。
いろんな人の価値観に惑わされて、自分を見失ってしまう、
特に、独身で37歳という年齢的に、将来の不安などもあり、
焦燥感や、さまざまな嫉妬など、リアルに描かれてます。
私もほぼ同じ年なので、いろんな面で共感できることは
ありました。
自分がこうだと信じてきたことが、あるとき、
周りの人の言動などによって揺らいでしまい、
とても不安になる・・・たぶん、20代なら勢いで凌げたことも、
この年齢だから若いときほど自信もなく、惑わされてしまう・・・。
微妙な心理表現がとてもうまい!!
若い頃、30代後半というと、とても大人で自立してるイメージが
ありましたが、実際は、そんなこともなく、どうしょうもないことで
悩んだり、クヨクヨしたり・・・若い頃よりちょっぴり世渡りの知恵が
ついただけで、実際中身はそんなに変わってないんだよなぁ・・・と、
最近思っていたところに、この本。
なんか、等身大の主人公で共感持てます。
30代に突入して、いろんなことで戸惑いや不安を感じてる人には、
かなりリアルな内容かもしれません。