自然療法と暮らしのお教室 double drops

菊地 裕子 です。

 

「猫にアロマは危険」って

アロマを使うことがある方は

一度は耳にしたことがあると思います。

 

ティートゥリーの死亡例として

ネット上でよく目にする内容はこちらですね。

 


ノミ予防ティートゥリー入りシャンプーを使用した

猫の中毒例が相次いで報告されたのが始まり。
中毒症状としては、運動失調、筋肉異常、異常行動、嘔吐、失禁などなど


こうした症例を検証するために、

1998年にアメリカのコーネル大学の研究者が3匹のアンゴラ猫の毛を剃り、

皮膚にティートゥリーが高濃度に配合された市販のノミ除け商品を使用した。


およそ5時間後、3匹すべてに中毒症状が現れた。
1匹は低体温、運動失調、起立不能、別の1匹は脱水症状を起こし昏睡、

もう1匹は神経過敏と震え。

 

3匹の尿からはティートゥリーの成分が検出され、

体内に精油の成分が吸収されたことが解っている。


猫たちは皮膚洗浄後に治療が開始されたが、

重症だった1匹は3日目に亡くなった。

 

 

で、以下が「精油の安全性ガイド (ロバート・ティスランド*ロドニー・ヤング)」

からの引用です。

 

 

重篤なノミの咬傷の治療と予防の為に、

3匹の猫に未希釈のティートゥリー精油を局所塗布した。(1匹あたり20ml)

1匹は低体温症で立てなくなった。

1匹は低体温症と脱水症状を伴う昏睡状態になった。

1匹は震えと軽度の運動失調があった。

 

集中治療の結果2匹は回復し、1匹は死亡した。

(Bischoff&Guale  1998)

 

 

↑これ、上記のアメリカのコーネル大学の実験のことかな?

症例と時期が同じですね。

 

 

ここでの着目点は

「精油の安全性ガイド」には明確な投与量が書かれていることです。

 

1匹あたり20ml

これを原液で皮膚塗布したとなると、

かなりの量が経皮吸収されているはずです。

 

 

猫の体重を5kgと見積もると

50kgの人間なら200ml原液塗布した事になります。

 

人間でも体調不良を起こすでしょう。

 

体内に吸収された精油は、すべて肝臓で処理しなければなりません。

 

 

でね、ペットとアロマに関することは

公益社団法人 日本獣医学会のホームページにも、Q&Aが載せられています。

 

私はね

この見解が答えだと思うの!

 

 

アロマオイルなどの香料の種類は極めて多く、

そのすべての物質について

犬や猫の体内での代謝が分かっているわけではありません。

 

また溶剤となっているフェノールは哺乳類にとって急性毒性がありますし、

アルコール類は人や犬に比べて猫では代謝されにくいことが分かっています。

 

「現時点では、すべてのアロマオイルに毒性がある。」

という断定は出来ていませんが、

少なくとも犬猫に安全性が確認されているものを使用された方が安心です。

 

無理に証明されていないものを使って、

犬や猫に中毒を起さないように気をつけて下さい。

 

日本大学獣医生化学研究室 研究員

難波 信一

(2018/9/25掲載)

 

 

安全が確保されていないものを

わざわざリスクを負ってまで、使うことないよ!

 

これだよねー。

 

 

 


猫は犬や馬などの他のペットや家畜と

肝臓の代謝酵素が著しく違っています。

 

犬は雑食、馬や羊は草食。

でも猫は本来、肉食なんですね。


だから、もともと植物を栄養素として吸収しにくい。
代謝されにくいのです。

 

 

猫にとって植物の成分が解毒しにくいのは確かです。

 

 

ティートゥリー以外にも、

フェノール類、ケトン類、ピネン、リモネンを含む精油が

猫に対する毒性が強いという説もあります。

 

 

私がアロマのペットケアを習った先生は

「猫に禁忌はツヨンだけ。」と言っていました。

(私が勉強した協会は動物臨床獣医部会があります。)

 

臨床している情報は協会に上げられているだろうし、

私もこの説を取っていました。

 

 

でもね

人間の原液塗布にもリスクはあるのに、

体の小さい猫に高濃度の精油を塗布したら、

そりゃ具合も悪くなるでしょう。

 

そういった意味ではあらゆる精油が危険になります。

 

 

加えて、猫は体を舐めます。

本当に体が柔らかいから、全身くまなく舌が届く。

 

そうすると、たとえ皮膚塗布でも、

経口摂取の危険性が出てきます。

 

皮膚より断然、吸収率が高い。

 


他にも精油じゃないけれど、

柔軟剤に含まれるカチオンディタージェントも猫には猛毒なんですって。

 

柔軟剤をいつも使って洗濯している人、

すすぎで落としきれている保証はないですよ?

 

 

とにかく、

猫の皮膚には精油は付けない、舐めさせない!

私の中では、これが結論ですね。

 

 

そうすると、アロマ利用者にとっては

「芳香浴程度の使い方はどうなのか?」

という事が気になってきませんか?

 

 

植物の成分が代謝されないということは

体内に蓄積される可能性もあるので

芳香浴でも使わない方が良いとする獣医師もいます。

 


ただこの考え方には反対論もあって、

自然界には精油のもととなる植物は自生していて、

その中で暮らしている山猫などの猫科の動物もいます。

 


「芳香浴で呼吸から取り込まれる程の微量の成分が体内で蓄積し、排出されず害を及ぼす」


という心配はないでしょう

という見解が一般的なようです。

 

 

 

ただこれもね、芳香浴の濃度が問題になってくると思います。

 

 

猫に吸入(揮発している成分をそのまま吸う)させることはそうないでしょうが、

原液を噴霧するタイプのディフューザーは結構香りが強いです。

それだけ芳香分子も拡散しているということ。

 

拡散している分子は

目で見えなくても、物質として存在しています。

 

空気中で漂っているうちに

皮膚に付く可能性は、十分にあるんですね。

 

 

空間除菌や抗ウイルス目的でディフューザーを使うときは

噴霧している間は

人間でも部屋から出た方が良いくらいです。

 

もちろん、ペットも室内から出してくださいね。

 

 

アロマストーンのような自然気化式なら、

空間の精油濃度は比較的低いです。

 


猫飼いの人がアロマテラピーをするにあたっては、

色々情報を集めた上での

自己判断ということしかないでしょう。

 

 

ただね、獣医生化学研究室の方がおっしゃるように

 

「無理に証明されていないものを使って、

犬や猫に中毒を起さないように気をつけて下さい。」

 

これに尽きるんだと思います。。。

 

 

わたしは猫に精油入りのアロマクラフトは使いません。(犬には使う)

 

ですが、人間はアロマバスもやりますし

お掃除スプレーに精油を入れたり、アロマストーンも使います。

 

 

だから家の中の空気には

微量の芳香物質が漂っていると思われます。

 

でも我が家では

それで犬猫さんに問題が起きたことはありません。

 

 

それでも心配な方もいらっしゃるでしょう。

 

それなら使わないことですよ。

 

不安を持ちながら使うのは、全然セラピーじゃないですからねウインク

 

 

 

 

 

 

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