特に日本の歴史には天災が大きく影響しているのではないかということは、防災用品販売に携わり防災に関して話をする機会もある者として、確信に近いレベルで感じていましたが、この本は具体的に多くの事例をあげながら天災が歴史に影響を与えた例を紹介しています。
著者の磯田氏は、言うまでもなく、わが故郷の石川県(加賀藩)の幕末の武士たちの生活を描いた「武士の家計簿」で一躍有名になった歴史家です。
一方で彼は天災の歴史もライフワークとして20年以上取り組んでいることを、数ヶ月前のNHKの番組で語っていました。
日本は記録する文化が発達していたせいか、地震や噴火、地滑り、高潮などの記録が多く残っており、著者はそれらの古文書を紹介しながら現代の我々が教訓とすべきことを提示しています。
天災大国日本で生き残るために、一読をお勧めしたい本です。
