「たねや」は、元々は滋賀県近江八幡市の一和菓子屋だったが、今では洋菓子も含めて年商200億円、従業員2000人の業容になる和洋菓子製造販売会社です。
この本は「たねや」10代目が、近江商人の歴史やたねやの歴史、そして如何にしても近江八幡の一和菓子屋が、東の虎屋、西のたねやと並び称される業容にまでなったのか、そして同社が運営し年間300万人が訪れるラ コリーナ近江八幡の誕生秘話などを書いた半生記です。
元々たねやは、江戸時代は材木問屋で栄え、一旦没落し種屋で再起し、明治時代に和菓子屋を始めたそうで、前職の名残で「たねや」という屋号になっているとのことです。
確かに山本昌仁社長の手腕も素晴らしいと思いますが、世の中の動きに対応して事業を変えているところは、やはり事業家としてのDNAを感じざるを得ません。
近江商人の気質というのか、目は東京や大阪、京都など都会に向いているが、一方で地元に対する意識も強いのが特徴のようで、それがラ コリーナ近江八幡という他の人には真似の出来ない施設に結び付いています。
とにかく本物志向の徹底ぶりが印象的であり、それがお客様を惹きつける秘密だと感じました。

