先日東京中小企業家同友会の南部協議会の大例会にて、レオス・キャピタルワークス株式会社の藤野英人社長の講演を聞きました。
レオス・キャピタルは知らなくても、ひふみ投信のファンド・マネージャーと言えば、少し投資をしている人なら知らない人はいない話題の人です。
もともと、ひふみ投信はかなり熱狂的なファンを持つファンドでしたが、確か昨年2月だったかカンブリア宮殿で、藤野氏が出演されてから、人気が爆発しました。
僕も金融商品仲介業者ですが、この番組放送後は、結構ひふみプラスの注文がありました。
カンブリア前は、純資産残高が1000億円強だった規模が、直近では7000億円弱にまで拡大しました。
講演は話し上手と評判の藤野氏だけに、多くの示唆に富む内容が多く、聴講者の満足度も高かったようです。
個人的に印象に残っているコメントは、以下の通りです。
新しい事業を興すことは、穴を探して穴を埋めることである。
業界外の人でないと穴に気付かず、業界内の人でないと穴の埋め方が分からない。
製品がライバルよりいいのは当たり前。ネーミング、容器のデザイン、売る仕組みがより重要。
日本の経営者は、エジソンの映写機の発明から映写機を買う権利の販売、フランチャイズ展開、ポップコーン、コーラの映画館への独占販売など、事業の展開方法を学ぶべきである。
日本では、投資に対してネガティブな人が多い。
投資好きの人を増やしたい。言い換えれば、会社好きな人を増やしたい。
仕事が好き、自分の会社が好きという社員が多い会社に投資している。そんな会社が伸びないはずはない。
社員を採用する時は、前勤務先の同僚に『この人は好きですか?』と聞いて、『仕事が出来るし、好き』という返事は合格で、『いい人です』という返事は『仕事は出来ない人』という意味と解釈し、『仕事は出来る人です』は、『いやな人』と解釈する。
社長は振られる(いくら大事にしても辞めてしまう)ことが多いけど、社員を愛し続けなければならない。
以上が、心に残ったコメントです。
藤野氏は、ひふみ投信を日本のマゼランファンドにすると公言されています。
マゼランファンドは、フィデリティのファンドマネジャーのピーター・リンチ氏が運用していたファンドであり、彼が運用していた13年間の平均リターンは29%で規模は退任時1兆5千億(現在の為替で換算)ですが、是非パフォーマンスでも規模でもそれを上回るファンドになって欲しいと思います。
