最近、老舗の研究が盛んである。
戦後創業し事業承継をした創業数十年企業の経営者達が、創業100年を超える所謂老舗から、その秘訣を学びたいということだろう。
この本は、帝国データバンクのスタッフが書いただけあって、老舗企業を様々な角度から、定性的、定量的に分析している。
出身大学ランキングや業種ランキング、地域別ランキングなどなど。
老舗企業の社是、社訓、経営理念に関する部分がこの書の肝になる部分だろうが、「保証人になるな、選挙に出るな」、「大きくするな」、「木の根は分けるな、実った果実を分けよ」、「老舗は常に新しい」、「利は貪るべからず与えるべし」など、堅実ぶりと従業員や取引先への心配りをうかがわせるものが多い。
このように、何らかの経営理念的なものがある老舗は約8割になるらしい。
隆盛を保っている老舗企業は、非常にベンチャー精神に富んでいるというのも、面白い一面でした。
