東京フォーラムで開催されたFPフェアの基調講演で、竹中平蔵の講演を聞いた。
90分、息をもつかせず聞かせる話力は、あの小泉政権でブレインを務めた人物だから当然か。
特に印象に残ったのは、第4次産業革命のことだ。
AIやIOTやビッグデータなど、これらは第4次産業改革という見方もあるし、単なる技術革新という見方もある。
自分も最初は、単なる技術革新だと思っていたが、最近は第4次産業革命と考えるようになった。
オックスフォード大学のマイケル・オズボーンがAIにより2025年から35年の間に、47%の仕事がなくなると予測した。
産業革命と呼べるかどうかは、人々の生活を変える程のことかどうかだが、既に世の中からタイピストが消え、町の旅行代理店が消えた。
小松製作所では、iコンストラクションという技術により、ドローンで立体計測し、必要な整地工事を見積もり、ブルドーザーを予約するという作業が、以前は測量士が1日かかりでやっていた仕事が女性事務員が3時間でできるようになった。
これにより、測量士1万人の仕事が失われた。
自動運転技術で、ドライバーの職が失われるという予測もある。
既に、技術的には、自動運転は、高齢者の運転より安全というレベルになっている。
一番大きな技術的革新は、2012年にディープラーニングでコンピュータが自分で自分を賢くする仕組みが開発されたことである。
最近、ケニア、南アフリカ、ベトナムへ行って来たが、世界の各地で、すさまじい変化が起きている。
サハリ砂漠の真ん中でWiFiが通じた。同行した人は、そこでライオンや象などの写真を撮って、画像を子供に送っていた。
日本では、WiFiが通じなくてスタバに駆け込むことが多い。
インドでは、Infosysのニレカニ社長が個人認証庁を立ち上げ、12億人の内11億人のバイオメトリックスも含めた個人認証データを収集している。
ライドシェアの普及では、既に中国がアメリカを抜いた。
中国では、露天商での買い物をした時の支払いはスマホである。ホームレスの物乞いもスマホで支払う。
日本では、サイバーセキュリティーの人材が30万人くらい不足しており、半分助成金を出すなどして、早急に育成する必要がある。
などなど。
相変わらず、竹中節は絶好調でした。
