9月28日、同友会千代田支部の例会で、株式会社エム・ソフトの会長兼CEOの小暮恭一氏の講演を聞きました。
同社は、ソフトウエア受託開発及び映像処理の自社開発ソフト・サービスを展開されている会社であり、大ヒットしたシンゴジラでも同社のソフトが使われており、なじみのあるところでは、仮面ライダーの変身シーンでも同社のソフトが使われているとのこと。
同社は、元々別の会社に勤めていた会社から部下と一緒に独立した会社であり、元の会社は消しゴム1個も自分の物というオーナーの個人企業だったが、そのオーナーを反面教師として、「良い会社をつくろう」という意思で設立した会社だとのことです。
従って、同社は、その設立の時点から、とても洗練された経営スタイルを構築されていました。
例えば、経営理念・経営方針を作成し、僅か7名のスタートであり就業規則作成の義務は無かったが作成し、その7名のなかで、総務・経理・営業の間接人員を3名置くなど、最初から成長のために必要な会社組織を構築したそうです。
特に僕が感銘を受けたは、会社の理念として、少数精鋭にはしないということを表明していることでした。
少数精鋭とは、強い者だけが生き残る会社であり、殺伐とした会社になってしまう。少数精鋭の会社では、人を育てることをしないため、現在いる人が辞めてしまえば終わる一代限りの会社になってしまう。
同社では、人を育てる、多様な人が働ける会社づくりを方針としているそうです。
同社は、設立の時点から、立派な会社になることをイメージしており、実際に現在国内300名、海外50名の陣容を抱える映像処理の分野で圧倒的な強みを持つ優良企業になっています。
多忙な経営者としての激務の中で、同友会会員企業の発展のために、中同協共同求人委員長を務めておられますし、懇親会でも、お酒を飲まずに、にこやかに若い社長連中の話を聞かれていました。
「組織は、リーダーの器以上の大きさにならない」という言葉を聞いたことがありますが、小暮さんの器の大きさを感じました。