ロングベストセラー本である。
現代は「無倒産時代」であり、リーマンショック後の2009年に「亀の一言」で作られた「中小企業金融円滑化法」により、銀行から借金返済の猶予を受け、今なお40万社の企業が延命されている。
このような無倒産時代において、銀行マンでさえ、「倒産を知らない人」が増えているそうだ。
そんな中、産業構造の変化、事業承継問題、不正会計、幹部社員の使い込み、企業再建口実の乗っ取りなど、様々な倒産を客観的な視点で解説している。
多くの企業は、一度は一世を風靡した会社だったり、百年以上の歴史を持つ老舗企業、マスコミを賑わした倒産劇も多く、読み物としても面白い。
企業というものは、如何に脆いものかということに気づかされる。
先日の牛たんのねぎしの根岸社長も、狂牛病が起こったらどうするんだとか、ものすごい危機感を持っていた。
この本は、企業経営者にとって健全な危機感を持つ上で必読書と言っても過言でない本だと思います。
