昨日の日経新聞で、野田元首相が、講演会で、海外の金融ビジネスマンが最近日本の状況を話す時にABEという言葉が流行ってきており、それは『アセット・バブル・エコノミー』(資産バブル経済)の略だというスピーチをされたと報じていました。

これは本質をとらえたアナロジーだと感心しました。

アベノミクスは、金融、財政、成長戦略の3つの構成要素で成り立っていますが、今のところ金融政策と財政政策が先行し、株価や不動産など資産価格が実質を伴わず価格だけが上昇している状態であり、まさにバブル的な状況になっています。

企業業績や家賃収入が上昇してくれば、バブルでなくて適正な価格ということになります。

しかし、ある方が『アベノミクスの落とし穴』と題した文章で書いておられましたが、この一番大事な成長戦略の部分が本当に機能するのか、昨今のシャープやパナの苦戦を見ても、単に金融政策による円安誘導だけで競争力が回復するのか疑問だという指摘には、全くの同意見です。

英語でabe(エイブ)と言うと、米国第16代大統領エイブラハム・リンカーンの愛称です。

日本のAbeさんが米国のabeの様な偉大なリーダーとなれるのか、期待を込めて見守りたいと思います。