9月22日に『iPhone5がソフトバンクだけでなく、auからも発売される』という観測記事が、あっと言う間にネットを駆け巡った。

ソフトバンクの株価は、22日の1日で2,282円、前日比320円安、比率で12.30%の下落を記録した。

いよいよ来るものが来たかという感じだ。

ある意味、初代iPhone発売時に、当時弱小キャリアーに過ぎなかったソフトバンクにApple社が独占権を与えたこと自体が不思議といえば不思議なことではあった。

恐らくは、孫社長の異常なまでの嗅覚で、どこよりも早くアプローチし、又、どこよりも魅力的な条件を提示し、どこよりも速く意思決定することで他社を出し抜いたのだろう。(ソフトバンクの最大の強みは、この孫社長の嗅覚と大胆な行動とその速さだと思う。Yahooもボーダフォンがそのよい例だ。)

もちろん、当時i-mode全盛だったdocomoからすれば、イノベーターズ・ジレンマの悩みがあり、スマートフォンを推進することは自分達の作り上げたi-modeを陳腐化させてしまうことに繋がるため、推進できない状況にあったことも一要因だろう。

しかし、これほどiPhoneが市場を席巻した今、バーゲニング・パワーは完全にAppleサイドの方が強くなってしまったのではないか。

ソフトバンクが、これまで如何にiPhoneの販売のために経営資源をつぎ込んで来たかを主張しても、Appleからすれば、もっと売るため、もっと利益を上げるために、どうするのが最も得策なのかという、極めて合理的な判断をするのが米国的な考え方だ。

確かにここ数年、契約の純増数はソフトバンクがずうっと1位だったが、その中身はほとんど他社からiPhoneへの切り替えだった。

だれもがiPhoneがいいと思ったが、ソフトバンクは繋がり難いという有り難くない定評で、他キャリアーのユーザーの多くはAndroid AuやDocomoのギャラクシーで我慢していたのだ。

ただ、auがこれで勝てるかと言えば、そうも言い切れない。

料金プランなどもソフトバンクが最もユーザーの気持ちに訴えるプランを提示しているし、白戸家のメディア戦略などもau、dokomoよりも上手だなと思う。

外野としては、ソフトバンク、auのiPhone販売でのガチンコ勝負が楽しみだ。

カイ君も、こんな営業をしている暇はないだろうに。

クボタのブログ
(那須どうぶつ王国にて)