昨日、いつも参加している集まりで、中国の経済状況についての話を聞いて来ました。

この会は、金融、保険、通販、機関投資家、PEファンド等、多士済々の出席者が集まり、彼らは一家言ある方ばかりなので、彼らの発言を聞いているだけでも、とても刺激を受けます。

昨日は、講演後の質疑応答の中で、『そもそも中国の経済統計は、いいかげんなのではないか?』という意見が出ました。

そしたら、ある機関投資家の方から、『経済統計が正確かどうかを調べるために反面比較をしており、例えば日本への輸出量の数字であれば、日本で発表される中国からの輸入統計と突き合せれば、正確かどうかが分かる。貿易統計に関しては、非常に正確だ。』との発言があった。

面白いのは、中国の貿易統計の発表が日本より1ヶ月、アメリカよりも2ヶ月早いので、日本の貿易統計の1ヶ月前に中国との貿易統計は非常に正確に予測出来るとおっしゃっていた。

ところが、CPI(消費者物価指数)の話となると、計算方法の恣意性がよく話題となる。

ある中国をよく知る出席者が、『日本と中国では、経済統計の目的が異なる。日本は経済状況を測定することが目的だが、中国は社会の安定を維持することが目的であり、ある程度の恣意性は許容されると考えられているようだ』
と発言されていた。

要は、相手があってうそがすぐばれそうなことはちゃんとしているが、外からは検証しようがない数値については、少し鉛筆をなめるということか。

非常に人間的な行動パターンだ。