今日、太陽光発電の講演を聞きに行って来た。

先日のG8で管首相が、2020年代の出来るだけ早い時期に発電量の全体に占める自然エネルギーの割合を20%にすると公言し、日本中の設置可能な約1千万戸の屋根に太陽光パネルを設置していくという構想を発表していたし、最近のバラエティ番組等で頻繁に特集が組まれていることもあり、8年前から太陽光発電を販売しているという主催した会社の鼻息は荒かった。

僕は、太陽光発電は京セラやパナソニック、三菱などがかなり以前から取り組んでいたので、日本がこの分野では先進国だと思っていましたが、話を聞いてみると完全に周回遅れという感じだった。

例えば、太陽電池メーカーの世界ランキングを見ても、1位サンテック(中国)、2位JAソーラー(中国)、3位ファーストソーラー(米国)、4位に初めて日本のシャープが来る。京セラは11位だ。

出荷量の伸び率で見ても、中国勢が前年比で2倍以上になっており、差は開くばかりだ。

日本は、太陽光発電というと住宅の屋根に乗っているパネルを思い出すが、その通りで9割が住宅用だ。ところが、ドイツでは、個人や法人が空き地に太陽電池を敷き詰め、投資目的でやっているそうだ。

又、スペインでは、太陽光発電の7割が発電所が行っているものであり、個人用は1割にも満たない。

この様に見てくると、日本の太陽光発電はエコ、エコと言う割には、社会全体で本腰を入れて来なかったんだなということが見て取れる。

しかし、3.11を契機に状況は変わった。特に地方自治体のリーダー達の盛り上がりは異常なほどだ。神奈川県の黒岩知事は、選挙公約で4年間で200万戸に設置すると公約したが、昨年1年間の全国合計の太陽光発電の設置件数は19万5千件だそうで、その10倍を神奈川県だけでやるというのだから、この広げた風呂敷は大きい。

一方で、太陽光発電については、屋根に穴を開けるため、施工後のトラブルが絶えないらしい。行政の推進により設置する方は間違いなく増えると思うが、施工業者の選択だけは慎重にする必要がある。