昨日5月11日から3日間、東京ビッグサイトで、スマートフォン&モバイルEXPO、情報セキュリティEXPO、クラウドコンピューティングEXPO、データストーレージEXPO等、全部で14の展示会が同時開催されており、二日連続で行って来た。

東京ビッグサイトは、セキュリティショーの最終日で東日本大震災があった3月11日以来である。当社のメインパートナー企業であるリスペクトシステムズもRFIDソリューションEXPOに出展しており、顔を出して来た。

しかし、展示会場をざっと歩き回ると、今企業が何に注目しているのか、ビジネスとして何が成長しているのか、よく分かる。今回、人がごった返していたのは、スマートフォン関連とオフィス防災EXPO、エコオフィス辺りだった。

スマホがこれほど急速に普及している中で、スマホを様々な用途、例えばOA機器として、マーケティング・ツールとして、ID端末として、決済ツールとして、活用しようとする展示は、今回の展示会の一大テーマだろう。

今回、特に目立ったのは、オフィス防災やエコオフィス関連の展示である。オフィス防災のコーナーには、地震発生時に必要になるもの備えるための様々な製品・サービスが展示されており、備蓄用食料、簡易トイレ、マスク(防塵だけでなく、ヨウ素を防ぐという原発事故を想定したものもあり)等、いろいろパッケージ提案されており、多くの人が集まっており、関心の高さが伝わって来た。

もう一つ、ガラスに貼ると遮温効果があるシートやコーティング剤等も、これからの季節、節電に対する要請をクリアしなければならない企業の担当者達にとって、出来ることは何でもしなければという心情なのか、結構な人を集めていた。実際にライトを当てて、コーティングしたガラス窓とコーティングしていないガラス窓で温度を比較して見せていたが、数度から十数度温度が違っていた。よく、クールビズの記事で、2度温度を上げるだけでエアコンの電力消費量が14%削減出来るという表現を見かけるが、シートを貼ったり、コーティングするだけで、室内気温が下がるのなら、この夏に向けて爆発的にヒットしそうな気配だ。

オフィス防災EXPOの入り口の一番いい場所に展示していたのは、財団法人移動無線センターのデジタルMCA無線でした。恐らく、携帯電話がどんどん普及する中で、無用の長物的な存在になっていたこの製品が、東日本大震災で携帯の基地局が津波に流され携帯電話が使えなくなった中、通話制限もなく、中継局が大型で一つの中継局で幅広い範囲をカバーするという仕組みから、大地震の影響を受けず利用出来る数少ない通信手段だったことから、相当ブレークしている様子だ。

社会が求める物が、この大震災で大きく変わったような気がする。自分としては、トレンドの変化をよく見定めて対応して行きたい。ここで、ダーウインの言葉を思い出した。『生き残るのは、一番強い者でも、一番賢い者でもない。変化に対応出来る者である。』