ITバブルの頃、『タイムマシーン経営』という言葉がはやった。ソフトバンクの孫社長が言われた言葉だと記憶している。以前から言われていることだが、米国で起こったことが10年後に日本で起きるから、米国で成功した事業をいち早く日本でやれば成功するということである。

実際に、IT分野で言えば、パソコン、クラサバ、インターネット、ポータル、携帯、クラウド、スマホ等、確かに米国ではやって、その後日本ではやるということが続いている。個別の事業でも米国Yahoo⇒Yahoo・ジャパンを始め多くのIT企業が日本でも成功を収めた。さすがに、タイムラグは、ドッグイヤーと言われる通り、昔の10年から1~2年程度に短くなったが。

IT分野以外でも、古くはスーパーマーケット、GMS、ファミレス、ハンバーガー、コンビニ、・・・なども米国から持ち込まれた業態だし、元ダイエーのオーナーの中内氏をはじめとする経営者達がよく米国を視察して来て日本に持ち込んだ事業である。

よく知られたことだが、その内いくつかは、そのまま日本に持ち込むのではなく、日本の商慣習や好みに上手にローカライズして成功を収めた。中でもコンビニは、完全に本家のお株を奪った形になった。

こんな話題を持ち出したのは、4月下旬にオーランドで開催されるセキュリティのトレードショーに行くことにしたからである。セキュリティの分野でも、恐らく米国の方が一歩も二歩も先に進んでいるのではないか、もしタイムマシーン経営が今も有効なら、米国の最新製品・サービスを知ることは、きっと今後の経営に役立つはずであるという考えからの行動である。

でも、本当に役に立つかは行ってみないと分からない。なぜなら携帯電話のi-modeの様に米国の技術の展開とは全く別な進化を遂げるケースがあるからである。

もう一つ懸念材料がある。オーランドで開催されるということで、ディズニーワールド、ユニバーサル・フロリダ等のテーマパークやベイヒル、グランドサイプレス(以前プレイしたことあり)等のゴルフ場があり、遊びたいという誘惑に勝てるかである。