証券会社を英語でセキュリティーズ・カンパニーと言います。金融街でセキュリティーズ・カンパニーで勤めていると話すとすぐに理解してもらえますが、入管や一般の人にセキュリティーズ・カンパニーに勤めていると話すと、よく警備会社と勘違いされました。

1993年に米国ニューヨークの現地法人に赴任してからしばらくどう言ったらよいのか迷っていましたが、アイム・アン・インベストメント・バンカー、というのが一番だということが分かり、それ以来そう言って来ました。本当のインベストメント・バンカーが聞くと、お前は違うだろと言われそうですが、インベストメント・バンカーと言うと明らかに入国管理官の表情が変わり、やはりステータスの高い仕事なんだなと思うと共に、しばしの優越感に浸ったものです。

話は変わりますが、自分で事業を始めて、まず手始めにパトラストという巡回記録システムを扱い出しましたが、当初は防災や防犯よりも、業務管理という観点で事業に取り組んで行こうと思っていました。

しかし、お客様とお会いしたり、先日のセキュリティ・ショーを見て回ったり、3月11日の東北関東大震災の状況を見るにつけ、これから安心・安全ということがキーワードになってくる予感がありますし、防災・防犯・業務管理の3つを総合的に対応するシステムが求められるだろうなと考えています。

今後、あらゆる企業や施設は、セキュリティ(安全・安心)の向上に取り組むことになるでしょうし、その際、単に警備会社に依頼するという短絡的な対応から、もっと効率的・効果的かつサービスの向上にもつながる創造的な提案が求められるであろうし、そこに私の様な新参者でも食い込めるチャンスがけっこうありそうな予感がしております。

そうなると警備会社という意味でなく、セキュリティ(安全・安心)の向上に貢献する会社という意味で、セキュリティ・カンパニーを目指すことになります。図らずも、セキュリティーズ・カンパニーからセキュリティ・カンパニーに職を移すこととなりました。