今、恐らく企業の財務部門の方々や自営業者、高額所得者の皆さんは確定申告で大変だろうと思います。

小生は、1月31日までサラリーマンだったし、年収も確定申告を必要とされるほど高くもなかったので、確定申告をする義務はないのですが、昨年は家族で医者にかかることが多く、医療費控除の目安となる10万円をはるかに大きく上回る支出があったので、還付申告(払いすぎた税金を還付するための確定申告)をすることにした。

調べてみると、税務署に出向いて窓口で申告する方法や、税務署内のパソコンで申告する方法、国税庁の確定申告作成コーナーで作成してプリントアウトして送るやり方、プリントアウトした用紙に手書きで書いて郵送するやり方、そしてe-tax(国税電子申告・納税システム)という方法がある。

先日ある記事を見ていたら、確定申告のやり方のシェアが紹介されていて、窓口申告が約50%、還付申告センターや税務署内のパソコンが17%、国税庁の確定申告作成コーナーで作成してプリントアウトして送る方法が13%、手書きが10%となっており、e-taxは9%だそうです。

電子証明書等特別控除というe-taxを利用した時にだけ使える5000円の税額控除もあるし、説明文を読んだ限りではそれほど手間でもなさそうだったので、e-taxでやることに決定した。

国税庁のホームページで確定申告の作業を始めて、まず最初に出てくるのが、e-taxを使うためには、まず区役所へ行って住民基本台帳カード(ICカード)を取得して、さらに電子証明書の発行手続きをする必要があるという説明です。恐らく、多くの人はこの段階で、面倒がってやめてしまうのだろう。

実際にやってみたが、住民基本台帳カードの申請自体はものの5分だが、出来るまでに2時間半かかるが、2時間半後にまた来るか、それとも郵送なら1週間かかると言われ、2時間半後に行くことにした。2時間半後に行くと、そこから電子証明書の発行手続きがあり、これが30分弱かかる。この一連の手続きは、多忙な方、せっかちな方だと厳しいかも知れない。

前日に、取得したICカードを使うためのICカードリーダをアマゾンで2000円弱で注文しておく。翌日届いたら、いよいよe-taxの準備完了となる。

小生の場合は、前に勤務していた会社から源泉徴収票を入手していたので、その数字をそのまま入力し、後は大量の医療費の領収証を一つづつ入力する。実は、医者にかかる場合、毎月定期的にかかり、しかも金額まで同じことが多いのだが、この入力欄では、前の項目をコピーするボタンがあり、これを押せばいちいち病院の住所などを入力しなおす必要がないので、大量の割には意外に早く入力出来た。

e-taxが優れているのは、入力し終えたら直ぐに還付金額が計算され、分かることと、この還付(指定銀行口座への振込み)が非常に早いとのことである。さらに、個別治療を入力した場合には、領収証を添付・送付する必要はないことも、コピーや郵送の手間が省けるので、大きなメリットの一つだ。

数時間、この忍耐力のいる作業をこなした対価として数万円の還付を受けることになった。

多くの経営者の皆さんは、忙しい中、税理士にやってもらっている人が多いと思いますし、実際に申告内容もサラリーマンの還付申告の様な訳には行かないと思いますが、興味のある方は一度自分でやってみてもよいと思います。でもあまり簡単に出来てしまうと、税理士の仕事があがったりになってしまいますね。