1995年から2003年の約8年間、米国シアトルでベンチャーキャピタルのマネジメントをやっていたが、この時の経験が様々な形で、自分の考え方、物の見方、精神構造に影響を与えていることは間違いない。
よく言われる日米の考え方の違いに加え、米国西海岸独特のベンチャー精神も感じたし、同じ西海岸でもシリコンバレーとシアトルではまた少し違う。
シアトルはとにかくいい町だった。不思議なことに、あんな米国の中では小さな地方都市なのに、世界的な企業が沢山あるのにも、驚かされる。マイクロソフト、アマゾンドットコム、スターバックス、シアトルベストコーヒー、タリーズコーヒー等など。古くは、ボーイングの企業城下町だし、UPSの発祥の地でもある。
隣のオレコン州のポートランドは、ご存知ナイキの発祥の地だ。
シアトルでの起業活動を語る上で、マイクロソフトなしでは語ることは出来ない。ほとんどマイクロソフトで勤務し、ストックオプションで一財産築いた人が、それを元手に仲間と一緒に起業するケースが多い。
ITバブル崩壊後、多くのベンチャー企業は苦境に陥ったが、個人ベースであまり悲惨な話は聞かなかった。根本的に日本の未上場企業のオーナーのように、会社の借り入れに個人保証や物上担保をつける習慣がないことや、住宅ローンがノンリコースであることが大きいと思う。
いずれにしても、そんなベンチャーの風に8年もあたっていたので、いつか独立したいという気持ちはあった。
昨日、シアトル時代の知り合いにあったが、またベンチャー企業の事業開発、資金調達をやっており、依然ベンチャーやってました。
ところで、今回の小生の起業はベンチャーでなく、石橋を叩きながらの事業活動の開始というものです。