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晴耕雨読

春の長雨と言いますが、雨は嫌いじゃないです
むしろ好きな方

別にこの季節、花粉症じゃあないからって訳じゃなく、雨音で様々な音がかき消され、意外と静かなのが好きなんです

何かで読んだ覚えがあるのだが、『雨音の心地よさ』は『母の胎内にいるときに聞こえる母の血流の音』に通じているかららしい

かと言って僕はマザコンではありません。

騒々しいよりは静かなのが好き

ってのは誰しもあるでしょう。

賊ツンデレオヤジ

今、NHKで『ゲゲゲの女房』という15分ドラマがやっている
『ゲゲゲの鬼太郎』の作者でおなじみの水木しげる先生の半生を描いたドラマだ。

僕にとって『水木しげる』先生は神に等しい存在
幼い頃にテレビアニメの鬼太郎を見て以来、出ている作品は欠かさずチェックしている。


数年前、父が職場か町内会かの旅行で鳥取に行った

数日して帰ってきた父親は『ホレッ』と、まるでボールでも投げるかのように僕に何かを投げつけてきた。

それは小さな紙袋

中を開けると、鬼太郎のちっちゃなキーホルダーが入っていた


『たしかお前、それ好きだっただろ?』


当時僕は25歳を過ぎていて、さすがに鬼太郎のキーホルダーをつけるような年齢ではなかったのだが、それでも嬉しかった

仕事でほとんど家族旅行をしたことないし、好みのマンガなんかの話をしたこともない父が『僕が鬼太郎が好き』ということを見て覚えていたのだ
その事が嬉しかったのだが、さすがにこちらも照れくさくなって
『もう、子供じゃないんだから』

と言ってしまった

『他にお土産ないの?』
と聞くと、父はキッパリ
『ない!』と半ば怒り調子で言った

どうやら、『せっかく気を利かして好みのお土産を買ってきたのに、反応がイマイチな僕』の様子を見て機嫌が悪くなってしまったみたい。


数年たって、ふと父が使っているカバンに僕にあげたキーホルダーがついていた。

僕はなんだかんだ言っても鬼太郎は好きなので、キーホルダーは袋にいれて机にしまっている


どうやら、息子とお揃いの物を使ってみたかったらしい

ツンデレオヤジ

僕の父は昨年定年退職し、今は悠々自適の農業ライフを送っている

勤務していた頃は朝早くから出勤していたため、午前8時前後の番組を見た事がなかった。

もう、始業時間を気にする事がなくなった父は
なぜだか決まって朝は7時45分に起床してくる


何度かその様子を見かけるうちに、あることに気がついた

彼は、フジテレビの朝の報道番組『目覚ましテレビ』の終盤間際にやっている『きょうのわんこ』を目当てに起床しているのだ


僕が『それ(きょうのわんこ)好きなの?』

と聞くと

『違う、見る物がないから仕方なしにみてるんだ!』

と強く否定


だがしかし、僕が覚えている限り、毎朝欠かさず見ているのだ

どうやら父はネコより犬派らしい


いい歳して『イヌかわいいな~』とかは言えないみたいだが、紹介されてる犬の様子をみる父の顔は、あまり家族に見せたことのない笑顔であふれてる


もうすぐ彼の誕生日

プレゼントに子犬でも買ってきてやろうかな?