小さい子供の習い事は、親が頑張らないといけないことが色々ある。
バレエの発表会も、もちろんそうだ。
本番のために、衣装の調整やタイツ・シューズの用意、髪型(お団子)もやり、水筒、今年はマスクも持参。
昔は今みたいに貸衣装が充実してなかったから、
親が衣装を縫う
ということもあったようだ。
私の小さい頃も、私が習っていたバレエ教室は、衣装は貸衣装がほとんどだったけれど、演目によっては時々特注で作ったりもしていた。
衣装代は高かったはず(でも、教室の規模が大きかったため、その後、数がそろっているものは貸したりして、だいたい元が取れるようなシステムになっていた)。
それに比べると、イマドキは、クリーニングまで衣装代に含まれてて、自分で出す必要はない。
いやー、便利な時代の子育てでよかった(笑)。
そういう感じなので、発表会の用意自体はそれほど大変ではない(自分ので慣れてるし)。
問題は、発表会当日と舞台稽古、通し稽古の全体練習で、いつものレッスンスタジオとは別の場所にミニとスモモを連れて行く時だ。
小さい子は、先生の負担を減らすためにも、家からタイツをはかせて、髪もセットしていかなければならない(髪は全員だけど)。
これが、本当に大変。
通し稽古も舞台も、家から電車で1時間程度。
その間、はしゃぎまわるミニとスモモの髪型が崩れないわけがない。
なんならタイツも汚れるし・・・(替えはもちろん持たせるが)。
会場に着くまでが、とにかく戦場だ。
まず、家を出る前に髪をセットする時点で、ぱるの邪魔が入る。
ピン止めを持って逃走したり、ミニやスモモと遊ぼうとちょっかいかけたり噛みついたり、私の足にタックルしたり、せっかく用意して玄関に置いた荷物をひっくり返してくれたり・・・。
ぱる怪獣をかわすだけでも一苦労だ。
YNがちゃんとかまってあげればいいのだが、ぱるも馬鹿ではないので、私たちが出かけるであろう気配を察して、こんな時はパパには見向きもしない。
そして家を出てからは、電車の中で、ほぼずーっと
「ちゃんと座ってて!
うろうろしない、つり革にぶら下がらない、ケンカしない、叫ばない、座席でゴロゴロしない、床に膝をつかない!」
と小言を言っていないといけない苦痛。
しかも、決まってどこかで
「ママ、トイレ!」
が始まり、二人いっぺんに行かせようとすれば、どちらかが
「出ない」
というくせに、その5分後には
「やっぱりトイレいきたい。我慢できない」
いつ着くんだ・・・時間に遅れるじゃないか・・・・。
余裕を持って出ても、いつも結構ぎりぎりになる。
発表会当日は、集合時間がわりと遅めだった。
十分間に合う♪と思っていたのだが、いざ髪をセットして出かけようという時に、スモモがウォーターサーバーでお湯を少し手にかけてしまったらしく
「アツいー!!!いたいーーーーーー!!」
発狂。
すぐによく冷やしたので、うっすら赤いかな?程度で済んだのだが一度取り乱すと、体は大きくてもまだ4歳。
泣き止んだと思っても、すぐまた思い出して大泣き。
こうなると、痛くなくても泣く。
氷を当てても、水に手を入れさせても
「いーたーーーーーーいーーーー!!」
仕方なく、片手の指を4本、ばんそうこうでグルグル巻きにした。
「これで痛くないでしょ?」
「うん・・・・」
どうにか宥めて、家を出る。
会場に着いても、
「まだ痛い」
と言い張り、この絆創膏は舞台上まで死守したようだ。
やれやれ・・・。
ちなみに、こんな時、ミニは何をしているかと言うと・・・
だいたい、スモモに渡した氷で遊んでみたり、急に絵を描き始めたり、私の化粧道具をいじってみたり、ぬいぐるみをバッグにつめていたり、
出かけるって言ってるよね?!
ってイライラするようなことをやっている。
どんな時も、彼女は自由だ・・・・(遠い目)。
同じバレエクラスの子たちは、姉妹で習っている子はいないので、うちだけがいつも騒がしい。
「子供2人を目的地まで連れていく」というだけで、自分が踊るわけでもないのに、ぐったりするアラフォー母。
やはり、育児は体力勝負だ・・・。