留学のはなし その1

※2003年-2004年、南フランス・モンペリエに留学しておりました。
 この文章は、その昔・・・まだ将来よもやフランス人と結婚するなど全く思いもしない頃に書いた留学の話をこちらのブログにほぼそのまま転記したものです。




クラス分けテストの悲劇


 ヨーロッパはその年、猛暑で死者が出ているほどであったが、すでにそれも去ったモンペリエは快適な気候であった。
しかし雨が多く、1学期のクラス分けテストの日はなんと大雨。

その日は本当についてない日だった。
学校の事務所のミスでひどい目に会ったのだ。



 その日は午前中筆記テスト、午後からは一人ずつ、オーラルテストであった。
あらかじめ事務所に通知された時間に指定の部屋に行く。
もちろん私も言われた通り部屋に行き、他の順番待ちの人たちと共に待っていた。

 しかし、時間になっても一向に部屋の中に呼ばれず、押していたとはいえ、1時間以上が経過。
さすがに不審に思ってテスト担当の先生に聞いてみたところ、
「あなたの名前は名簿に記載されていない」
といわれる。

ええっ、そんなことがあるのか!

しかも、時間の書かれた書類を見せても取り合ってくれない。
「載ってないんだから仕方ないでしょう。
全員終わったらあなたの番にするわ」


…何人いると思ってるのかプンプンC’est pas possible!

何とか食い下がる私。
「私は長時間待ちました。時間通りに来たんです」
どんなに下手なフランス語でも言わないよりはましである。

しかし、先生はどこまでも冷淡だった。
「それは私の責任じゃないから事務所に言って」


…ありえない。
だいたい、私の語学レベルでそんな苦情が言えると思っているのか。
いや、威張れないけどさ。

 それより事務所はもう閉まってるのでは?
たとえ開いていたとしても、果たして何とかしてくれるだろうか。
なにしろ、フランスだ。
先生と事務所の間を往復させられるのは目に見えている。

 さっさとテストの続きを始める先生。
こうしている間にも、雨は無情に降り続ける。
待っている人たちは同情の目を向けてくれるものの、だからどうと言うわけではない。
一体、あと何時間待たされるのだろうか。

何人かのテストが終わった頃、私は再び先生を捕まえ、同じことを繰り返す。

とりあえずいい加減うんざりしていることと、なんとかしてくれ!ということだけ伝わればいい。

私があまりに必死だったので見かねたのか、隣にいたアジア系の女の子が
「一緒に事務所に行こう」
と言ってくれた。

 しかし、私は引き下がらなかった。
半分泣き落としのような状態で、首を立てに振らせるまで粘ったのだった(すでに二時間以上経過)。
先生は苦笑して、
「あなたはテストする必要ないかもね」
というようなことを言っていた(と思う)。

 ちなみにテスト内容は、
「数枚の広告の中から好きなものを選び、選んだ理由を述べろ」
というものだった。
「きれいだから」しか言えなかった気がする。撃沈。



 終わった時、あたりはすでに暗く、学校の前の道路は川となり
(何が流れて来るか分からない恐怖といったら!)

トラムも浸水寸前であった。

 そんな中を膝上まで水に浸かりながら、私は寮まで泳ぎ着いたのであった。

疲れた…。ショック!



過去の私、頑張ってたね・・・。
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