あわてて書いた前回の記事から、わずか5日。
結局のところ・・・現在フランスに来ています。
あの後、家族と京都に滞在した。
京都は雪が降っていて、とても静かで、東京のように連日の地震時の映像報道や余震にみんなが疲れているような雰囲気はなかった。
家の近くのコンビ二やスーパーであらかた売り切れていたパン類も、京都には充分にあった。私たちも、家族も、やっと少し休めたような気がした。
それで、とりあえず東京から離れたんだし、これでフランスからのプレッシャーも収まるかと思ったのだけど・・・。
甘かった。

フランスの報道はかなり過熱していて、はじめは楽観的に見ていた学者たちも「事態はより悪くなる」と言い切り、連日爆発したときの映像や現地のリポートが流され、ついにはフランス政府が在日フランス人を逃がすためのチャーター便を出すという。
そこまでされたら、より不安は不安を呼び、原発の冷却作業がどうなっているかなど、数日間の日本国内の情報不足も手伝って、なんだか早く逃げ出さないとすぐ死ぬくらいの勢いだ(と、少なくともフランス語をすべて理解しているわけではない私には、感じられた)。
なんだか、さまざまな情報が交錯している。
YNも、何を信じていいのかわからない状況であることは間違いないが、仕事柄もあってか、人体に関することには敏感で、毎日出される放射能の数値にはかなり不安を感じているようだ。
日本のテレビで流される情報だと、「今日の都心の放射能の数値は、0.18で極めて0に近い数値です。レントゲンを1回撮った数値が50だとすると、人体にまったく影響はありません」と言っている。
↑これって、つっこみどころが満載で、よけい不安を煽るんですけど・・・。
なぜって、0.18は1時間の数値であって、1日とか1年じゃないから。
しかも、0はどんなにかけても0。
0.18はゼロにきわめて近いなんて言ったら、数学者に怒られるよ・・・。
もう何が本当なのかよくわからないが、そんな中、
「チャーター便は、成田と関空から出るらしい」

と、いう情報が流れたのが、出るらしき日の前日。
どうせ、関西にいてもフランスにいても、東京でないなら同じようなものだ。
どちらにしても、YNの患者さんは、フランス人がほとんどを占めるので、彼らがみんな帰国してしまったらしばらく仕事もない。
ただ・・・・日本を離れたいなんて思っていない。
家族をおいて、2人でフランスに行ってどうするんだろう、とも思う。
YNにきいても「帰りたくはないよ」と言う。
だけど、今すぐ東京に戻るのも不安だと。
なんかもう、どっちなんだよ・・・という感じだが、ひとつ言えるのは、こんな気持ちで戻って生活してもなんになるんだろう。
そうしたら、いっそフランスに一時帰国して、フランスの家族を安心させた方がいいかもしれない。
成田の次の日、関空から飛行機が出ると聞いて、二人で話し合い、フランスへ行くことに決めた。
心は日本に残したままだけど、その方がいい。
(続く)
フランスに来たけれど、まだもやもやしています。景気づけに(?)
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