調停呼び出し状の文章 | 離婚体験記:わたしが「バツ2」になったわけ

調停呼び出し状の文章

こういう話って、更新するのにけっこうな気力が要るものなのかもしれません。第1回の記事をアップしたのち、調停でどんな話が出るのかとても不安なままに日々を過ごしていて、パソコンに向かう気力がありませんでした。


第1回目の調停が終わり、概要も見えてきたので少し気が楽になりました。第1回の調停のあたりまで、少しずつ書き進められたらと思います。




前回ご紹介した呼び出し状ですが、裁判所の文書というと、とてもお堅いものだと思い込んでいたのですが、わたしはこの呼び出し状を読んでとても救われた気がしました。



呼び出し状を突きつけられたとき、わたしは正直言って、頭に血が上りました。

「自分たちが無茶苦茶なことをしておいて、慰謝料だと!」と激しく怒りがこみ上げてきました。


それと同時に、 「何百万円も支払いを命じられたら、どうしよう…」

すーっと血の気が引いてきて、目の前が真っ暗になったというか、生きた心地がしなくもなりました。


もし慰謝料を要求されたら数百万なのか?数千万なのか? 相場も分かりません。不安ばかりが大きくなります。



わたしは、初めて子どもを授かり、生まれて初めて「幸せだ」と実感していた矢先、ある晩急に妻に子どもを連れ去られ、親戚ぐるみで居場所を隠されてしまいました。


「このうえ『金をよこせ』とは何の話だ!」と憤ってみたり、「『生き地獄』があるなら、まさに今の自分じゃないか…」と気力を失ったり、こんな考えが何日も頭の中をぐるぐる回りました。




わたしはまず、「調停に行くのをやめよう」と考えました。


警察に逮捕されるような法律に触れることをしたわけじゃなし、離婚はすでに成立しているのだから、行かずに無視し続けることができるかもしれない。


さっそくネットで調べてみました。




【段階その1】 調停に行かないと、そのうち「勧告」のようなものが届いて、それでも行かないと5万円の罰金になるとか。


【段階その2】 さらにずーっと行かないと調停から一歩進んで家庭裁判所で審理にかけられ、養育費や慰謝料の額を一方的に決められてしまう流れになりそう。


【段階その3】 わたしが支払いに応じないと、強制的に会社給与から天引きもできそう。




どうやら、行かないと自分の言い分も聞いてもらえないし、一方的に話を進められてしまいそうです。

これは行くしかないっすね…




ある日、

キッチンカウンターに投げ出したままの呼び出し状を手にとって、「調停についてのお知らせ」という文章をもう一度読み返してみました。


調停では、「訴えた」「訴えられた」というような区別はありません。


調停が申し立てられると、よく世間では「何も裁判に持ち出さなくてもよいのに」と憤慨されたり、嘆いたりされる人がいらっしゃいますが、それは大きな誤解です。


ここに書いてあるとおり、わたしは、「訴えられた!」という気持ちになって頭に血が上ったし、同時にお先真っ暗になって嘆きました。まるで、この呼び出し状が届いたときのわたしの反応を事前に分かっていたかのような文章で、動揺するわたしを丁寧になだめてくれている気がしました。


双方から言い分や実情をよく聴いたうえで公平、円満に解決を図るとも書いてあります。「実情」を聞いて「公平」に考えてくれるのなら、妻が何カ月も無言を続けた事実もカウントしてくれて、「お前だけが悪い」と決め付けられることもないかもしれません。


読めば読むほど、少しずつ状況がつかめて、心が落ち着いてきました。



全国一律の文章なのかもしれませんが、とても分かりやすく書いてあるし、呼び出しを受けたほうの動揺を少なくさせようという配慮が伝わってきます。裁判所ってお堅いだけの所ではないのかもしれません。文章から伝わる不思議な「人間らしさ」に、とても救われた気がします。



調停についてのお知らせ状


写真はお知らせ状。呼び出しを受けたわたしにとって、一言一言の心遣いが身にしみます。