今週も週刊競馬ブック(2008年7月20日号)のコラムから抜粋してお伝えいたします。「海外競馬+ 岐路に立つカリフォルニア競馬」(text by 秋山響)から抜粋いたしました。
シーザリオがG1アメリカンオークス招待ステークスに出走したことがあるハリウッドパーク競馬場は現在、廃止の危機に面しているとのことです。3年前のアメリカンオークス招待ステークスのときにハリウッドパークの周辺の土地、施設がチャーチルダウンズ社からベイメドウズランド社に売却されています。ロサンゼルス空港に近いこともあり、ハリウッドパーク競馬場を再開発したいというベイメドウズランド社の思惑が見えました。あと1,2年で廃止する可能性があるという噂もあります。
競馬は社会貢献できる付加価値のあるものだと信じています。商業化も悪くはないのですが、競馬という文化をもっと広げるべきではないでしょうか。そういったことが競馬の存続、発展への一番の近道なのではないでしょうか。冒頭で述べたこういった事態を解決する為に、現在、南カリフォルニアにあるフェアプレックスパーク競馬場を拡張してハリウッドパークの穴埋めをしようとしています。ただしそのためにはオールウェザー化にしなければならない、1000近い馬房を設けなければならないなど基準を満たす為に拡張しなければなりません。その費用は80億円と膨大なものになってしまうのです。1つの競馬場がこういった厳しい経営状態にあるときには全体の底上げが世界の競馬界全体に必要なことだと思うのですが、これでは解決にはならないのではないでしょうか。
日本の地方競馬も廃止問題で揺れています。日本はアメリカほど大きくない国です。小さいのですからアメリカ以上により1つになって成長していくことが大事だと思います。経営が厳しいです、はい、つぶします。ではなく大事なのは連帯責任だと思います。他人事ではないのです。連帯責任を持って主催者、ファン、関係者が一体となって競馬の面白さを追究していこうじゃありませんか。

競馬予想家 ダブルサツリー