パトリシア・オニールが先月、84歳で亡くなった。
かつてゲーリー・クーパーと不倫関係にあり、
彼との子供を中絶しなければならなかった逸話は有名だ。
64年の「ティファニーで朝食を」で若いツバメのジョージ・ペパードを囲う
金持ちの中年女を演じていたので、知っている人も多い女優さんかもしれない。
「卒業」(67年)のミセス・ロビンソン役も当初は彼女が予定されていたそうだ。
若い頃は男に互して向かい合う、自立心の旺盛な女性をよく演じた。
また、そんな役がよく似合う芯の強さを持った女優さんだった。
クーパーと別れた後、「007は二度死ぬ」の脚本を書いたロアルド・ダールと結婚したが、
ダールのあまりにも酷い浮気癖が原因で熟年離婚している。
結果的には不倫関係にあったクーパーと別れなければならなかったが、
彼の死後、彼女の残したコメントが印象的だった。
He is my love. 「was」じゃないのである。
