自動車雑誌に元気がない。
ちょっと前に「NAVI」が休刊してしまった。
もう新車がどうの、ロードインプレッションがどうの、
という話に聞き耳を立てる人など少なくなってしまったのだろう。
性能差がきわめて大きかった時代には、
そういう情報がクルマ購入時の参考になっていた。
ところが今や、ミニバンですら追越車線をスポーツカー並みの
安定性とスピードで駆け抜けていく時代だ。
クルマ雑誌の情報に頼らずとも大方の買い物は失敗しないだろう。
クルマ雑誌のあの「上から目線」もちょっと鼻につく。
「知っている=自動車評論家、無知=一般消費者」という構図もちょっと気になる。
自動車評論家ほどの知識や経験がなくても、別にクルマ選びに窮することはない。
つーか、もう趣味の世界だと思う。性能が良かろうが悪かろうが、ハンドリングが
どうであろうが、ポルシェを好きな人はポルシェを選ぶし、トヨタが好きな人は
誰にも文句なんか言われたくない。
しかして、クルマ雑誌は部数を稼げるジャンルではなくなったのだろう。
「ENGINE」でおもしろい記事は、時計とファッションだ。
もうメンズ・ファッション誌だね、この雑誌は。
で、若い人のファッションを観ていると、クルマが似合うファッションではなくなっている。
彼らのファッションに合うクルマをつくらないと、
この先も若者はクルマを買わないだろう。
でもね、若い人はもう昔のような消費の担い手ではないということを、
頭の隅に入れておかないと。
