今年はアポロ11号月面着陸40周年。
で、当時の資料を見てみると、なんとタイヤメーカーとばかり思っていた
B.F.Goodrich(現ミシュラン傘下)が、宇宙服をつくっていたのである。
ゴムと宇宙服は関係ねぇのに・・と思ったら、元々B.F.Goodrich社は
航空宇宙関連のハイテク企業だった。それも1870年創業とかなり老舗。
タイヤメーカーとして有名になってから、2001年に航空宇宙開発の会社を
分離して「Goodrich」社になったそうだ。だから、いまはもうタイヤとは関係ない。
この広告は、宇宙飛行士の後ろに写っているロケットやカプセルから察するに
ジェミニ計画の頃のものだと推測できる。
66年でジェミニ計画が終わってアポロ計画開始3年目の69年に月へ行くわけだが、
その当時の宇宙服1着の値段はなんと10億円。20着製造し、200億円をアメリカ政府は
月旅行のスーツだけにブチ込んだそうだ。ところで、若田さんが着ている現代の宇宙服は
いったい幾らなのだろうか?