ベンツのSLSという例のガルウィング(カモメの羽のように上にはね上げるドア)を採用した
いわゆるスーパーカーが近々出るらしい。ものすごく高額で、本当の金持ち専用車として
自動車誌などで話題だ。で、このクルマをオールエレクトリック、すなわち
電気自動車ヴァージョンで出すという大胆な宣言が行われた。
そもそもこのSLSは、V8/6.3リッターで563馬力をたたき出す化け物。
電気自動車ヴァージョンもこのスペックをほぼ維持して500馬力程度を発揮するというから驚き。
こういう方向は好きである。いかにも環境にいいでしょ、みたいなカタチやキャラクターで売る
クルマに対して、もう「見るからに頭悪そう」な図体で、バカっ速く、ガソリン捨ててまっせぇ!
みたいなキャラなのにメチャクチャ環境にいい。そういうクルマが次の時代をリードする。
やっぱ、共産主義がダメになったように、人間の欲望に正直でないと。

