「セレブの一丁上がり」とでも訳せるのかな?
コーベットといえば、初代のC1型でもなく、3代目のC3でもない。
この2代目のスティング・レイ(STING RAYと2語が正式である)だ。
初代はまぁいろいろ問題があって、紆余曲折を経たモデルだったが、
このC2型になって大馬力のアメリカン・カーらしくなった。
何と言っても、リヤのスプリット・ウィンドウの美しいこと!
写真でよくわかるように、ルーフのドアトップにかかるトリミング(切り込み)などは
惚れ惚れする。まさに、この広告写真のアングルがベストアングルだ。
そして、「クルッと回って目が出る」回転式のリトラクタブル・ヘッドランプは
いま見てもその動作がお洒落!
また、モノコックじゃなく、ラダーフレームを採用しているところなど、
クラシックなスポーツカーっぽくて実になごむ。
日本のTVドラマ「スパイキャッチャーJ3※」の愛車として、オジサンたちには認知されているはずだ。
さて、このコーベットも破産間近のGM/シボレー部門の屋台骨を支えてきた名車のひとつだ。
そこで、アイディア。企業再生にあたって、このC2型コーベットを復刻すべきである。絶対に。
もちろんメカニズムはモダナイズ(低燃費車5つ星)するが、
外観と内装の雰囲気は可能な限りそのまま。
売れますよ!GMさん。間違いなく。買いますよ!私は。
何しろアメリカ人にとって、60年代のマスタングとコーベットは国民的財産ですから。
限定生産なんかにしたら、もう10倍ぐらいのプレミアムが付いたりして。
※このTVは後年アメリカのTV番組「ナイトライダー」のアイディアを完全に先取りしていた。