既にある建物を扱うので、制限が多いように思われますが、意外にいろいろなことができます。マンションならコンクリートの躯体まで、一戸建てなら柱と梁の状態まで解体してリノベーションすることもあります。ただそこまでしなくても、既にあるものを残しながら変えたい部分だけを作り変えるのがリノベーションの醍醐味だと思います。今では職人がいなくて作れないものや、手に入らない材料などは残して使う、いわゆる積極的な再利用です。一方、新築ではまず考えつかないような間取りがリノベーションでは生まれることがあります。マンションの場合、「専有部」と「共用部」という考え方があり、共用部はいじることができません。マンションのアルミサッシや玄関ドアは共用部を含むので、勝手に交換することはできません。でも、専有部にあるユニットバスやキッチンなどは自由に交換することができます。もちろん内部の壁もほとんどが解体できるので、間取り変更の自由度はあります。一戸建ての場合は、法律の範囲内であればほぼ新築同様に何でもできます。
■古い設備の不便と心配
一戸建てはもちろんのことマンションでも、水道や電気メーターから室内側の配管や配線は、すべてやり替え可能です。使えるものは再利用しますが、古い給水管で錆が出ているものは、リノベーションの機会に錆びないタイプの新しい管に交換することをおすすめします。機器も交換することができます、ユニットバスならおよそ100万円、洗面台一式でおよそ30万円になります。キッチンは安いものは、およそ30万円から300万円の高額商品まで幅広くあります。ガス給湯器は寿命が10~15年なので、リノベーションを機に交換することが多いです。もとは電気温水器だったマンションでも、場合によってはガスの給湯器に変更できることがあります。
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