ブログをはじめた(続けている)理由は

本を読んだあとのアウトプットにちょうどいいから。

 

量より回数を大事にしているので

同じ本を何度も読むことが多いです

 

28年モノの古本があります

→詳細はこちら 古いモノは心の調整する

 

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先日書いた

2016年放送の踊るさんま御殿の

「明石家さんまさん」と「柳原可奈子さん」の

会話の一部でおもったこと

詳細はこちら

 

 

世の中が容姿、外見や見た目だけで

人を判断し良くも悪くも評価すること

 

若いとか

かわいいとか

きれいとか

ブスとか

年増とか

ハゲとか

デブとか

イケメンとか

 

こうゆう要素だけで人を分断したり

評価してきた時代を過ごしてきたなと

 

 

好きな映画であり好きな本である

「あのこは貴族」という作品があり

 

この作品のなかで最も好きなシーンが

逸子ちゃんと美紀の「女の義理」の話のところです。

↑このことはもっと詳しく書いていきたい。

 

 

女の義理の話の中で美紀がいうセリフがあるんです

 

まだ二十代の子にこれを言うのは辛いけど。
あたしも昔は、笑えてたの。でももう笑えないの。


テレビでお笑い芸人が、

若い女優さんを褒めそやして、

三十歳を過ぎた女装人を笑い者にしてると、
本気で胸が痛む。

 

全然笑えなくて、チャンネル変える。
でも、 そういう番組がメッセージを発してるんだよ。

おばちゃんのことは笑ってもいいって。
未婚の女性のことは、結婚できないダメな女なんだから、
笑い者にしてもいいっていう
乱暴なメッセージを発してるの。

 

世の中にはね、女同士を分断するみたいなものが、

あまりにも普通にまかり通ってて、
しかも実は、誰よりも女の子自身が、

そういう考え方に染まっちゃってるの。


だから女の敵は女だって、みんな訳知り顔で言ったりするんだよ。

若い女の子とおばさんは、分断されてる。

専業主婦と働く女性は、対立するように仕向けられる。
ママ友は怖いぞーって、子供産んでもいないのに脅かされる。

嫁と姑は絶対に仲が悪いってことになってる。

そうじゃない例だってあるはずなのに。


男の人はみんな無意識に、女を分断するようなことばかり言う。


ついでに言うと幸一郎は、

あたしとその婚約者の子を もう分断しちゃってる。

 

もしかしたら男の人って、女同士に。あんまり仲良くしてほしくないのかもしれないね。


だって女同士で仲良くされたら、

自分たちのことはそっちのけにされちゃうから。
それって彼らにしてみれば、面白くないことなんでしょ」 

 

そうゆうのが主流の世界で、女同士の義理なんて、

それってすごく、ファンタジーな気がするけど…

 

けど?

 

男が絡むと話が通じなくなる女じゃないと思われたのは

すごくうれしいかも

 

 

 

もう世の中(というか男社会)が絶望的に

女性を分断して扱いやすくしていたんだなって

 

 

女同士が結束してチーム組んだら

男性社会ってけっこう簡単にひっくりかえることって

多いのかもしれない

 

うちの会社でも女子問題はある

男子が「女同士仲良くやれよ」とかいったりするけど

そもそもその発言が男子都合という感じだった

↑この件はまたそのうち書きたい

数年前にこれで少しもめて溝ができている問題がある

 

 

これは2015年に書かれたもので

あれから10年はたって少しだけ未来って変わってきましたよね

なんかちょっとホッとしました

 

急に変わったりはしないけど

少しずつ変わってきてるなって

 

美紀の最後の「うれしいかも」というセリフがすごく好きですね

うれしい、じゃないんです

かも、ってくらいが次の未来になるんだなって。

 

 

 

 

映画と本はこのあたりが描写がちがっているのですが、

本のほうがこの後女性観点からみたら

ちょっと「スッキリ」とするので

映画で物足りなかった方は

本を読むことをお勧めしたいですね

 

 

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逸子ちゃん役の石橋静河さんって

石橋 凌さんと原田 美枝子の娘だったんですね

知らなかった。

いい女優さんだなーって思ったけど

俳優遺伝子だったんだ。

 

ブログを書いてるからこそ

ここまで調べることができたので

やっぱこうゆうアウトプットしておいてよかったな。

 

 

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書籍の詳細

『あのこは貴族』(あのこはきぞく)は、山内マリコによる小説。

2015年に小説すばるにて連載された後、

2016年に集英社文庫から刊行された 。2021年に映画版が公開