河鍋暁斎とともに、2008年のカウントダウン。。。 検 手描き・不気味な動物・奇才・
最初に言っときますが・・・
ムツゴロー王国の忘年会ではありませんよ(笑)
これは、河鍋暁斎の“動物群舞図”という作品なんです。
琵琶を弾く“猫”を中心にして、
御幣を捧げる“兎”
“狼”の掲げる太鼓を打ち鳴らす“猪”・
笠に牡丹の花を付けた“狸”
衣裳をかぶった“狐”など
動物たちが、円舞を繰り広げています。
緋袴をはき、檜扇を手に踊っている猫の尾は、
二股に割れており、妖怪“猫股”なのです。
擬人化された動物が登場し、
雅やかな平安期の衣裳を身につけ、
憂さを晴らすように踊り狂う動物たちは、
見る者を浮世のしがらみから解き放つよう、
語りかけてきます。
こうした意表をつく構想が、暁斎の持ち味です。
一工夫しないと気がすまない暁斎の残した絵には、
構想力があふれています。・・・・・
河鍋暁斎は、超絶技巧と爆笑戯画の名手と
評価されています。
幕末から明治の動乱期、強烈な個性を全面に押し出し、
表現の極限に挑み続けた桁外れの絵師です。・・・が
歴史的には、取り上げられることがなかったのです。
というのは、河鍋暁斎が生きた幕末・明治初期は、
明治維新を境とした文明開化の間にはさまれて
江戸時代史・近代史の両方から敬遠されてきた。
また暁斎の画業が浮世絵と狩野派の二派にわたるため、
浮世絵史・狩野派史の双方からも敬遠されてきた。
さらに、酒席で戯画を描き、投獄されたことに、
作品自体に品格がないと
みなされたことなどがあるようです。
そんなはみ出した生き方をした
河鍋暁斎に魅かれるのです。
自らの信念と才能に基づいた行動は、
残念ながらその時には、時代の波にのみ込まれてしまい、
奇人扱いになって片付けられてしまうのが
世の中かもしれませんね。
でもそれだけ強いメッセージ性があったということです。
一体どのように生きたいのかってって考えさせられます。
ではでは、2008年も今日で終わりです。
よき年をお迎え下さいませ。。。。




