ここに記載するのはあくまで一個人の一つの経験談かつ感想で、バケパ参加はほとんどは素晴らしい経験になると思います。ただ、それは他にもうたくさんレポがあるのでそちらを見ていただければと思います。
私にとっては苦い経験となりましたが、もしかしたら私の理想が高いだけなのかもしれません。その場合、私の経験したことは誰にとっても起こり得ることになるので、もしかしたら誰かにとっては有益になるのかなと思い記載します。起こったことだけを把握したい方にとっては私の感想混じりで読みにくいと思いますがご容赦ください。
◇概要
辛かったのは簡潔に言うと以下です。
・会話の流れに沿わない形で写真撮影に誘導されたこと
・その際の会話時間が40秒ほどだったこと
◇バケパ参加理由
私がバケパグリに参加しようと思ったのは、会えるキャラクターの衣装が本当に素敵だと思ったからです。
私にとってバケパにかかる金額は安くありません。悩んだけれど、あの素敵な衣装を近くで見たい、そのチャンスはこのバケパしかない、そう思ったので参加することにしました。
◇当日の流れ・感想
私の参加したグリーティングの参加者は全6組で、私の順番は5番目でした。
1人で参加、サインのお願いはしませんでした。
グリーティングの流れは以下のような感じでした。
こんにちはの挨拶
→キャラクターが私の着ている服に反応してくれる
→私がキャラクターに「衣装を見せてほしい」と頼む
→キャラクターが見せてくれようとしたが、キャストさんに遮られ写真撮影を促される
→フォトグラファーによる撮影
→自分のカメラでの撮影
→キャラクターが再度私の着ている服に反応してくれる
→バイバイ
「衣装を見せてほしい」と頼んだ時、私の想定としては、キャラクターがくるっと1回回ってくれるかなと思ってたんです。そういうグリーティングをしているのを見たこともあったし、非常識だったり反応しづらい内容だとは思わなかったので。
実際は、キャラクターの1人が衣装の端を持ち少し広げてくれたところでキャストさんに「先に写真撮影しましょう」と声をかけられました。本当にびっくりしてしまって、頭が真っ白になりました。
これまでの他の組の挨拶を見ていると会話(だいたい3分くらい)→写真撮影、だったので、私だけやり取りの順番が変わることある?と思いながらも「先に」の言葉を信じてフォトグラファーの撮影に応じました。
他の組と一緒の流れだったらこれで終わってしまう、という不安でいっぱいになりながら。
その後は(嫌な)予想通りで、すぐ自分のカメラでの撮影を促されました。
再度衣装を見たい旨を、割り込まれた(この表現ですみません、そう感じてしまったので)こともあってキャストさんに伝えましたが、じゃあ自分のカメラで撮影を…という結果。
「先に」の言葉は何だったの?まさか初っ端から撮影の指定をしていると思われていた?なら衣装撮りたいって言うよ、見たいって私は言ったんだよ…。そんなことが頭を駆け巡ってパニックになりながら撮影を行いました。
納得できていなくても、今までの他の組の流れを考えると無視して会話するなんてとてもできませんでした。
撮影後、キャラクターが私の服を指差したので、キャストさんが「(キャラクターに服を)見せてあげて」と言いました。まさかの私が1回回ることに。
私はキャラクターに回ってほしかったんだよ、自分が回りたいわけじゃない……文字にするとなんだか面白いのですが、当時はそれが本当にショックで泣くのを堪えるのに、笑顔を浮かべるのに必死でした。ショックだったけれど、それを悟られたらその場にいたキャラクター・キャストさん・ほかの参加者の皆さんすべてに迷惑がかかることくらいはわかっていたので。
そしてグリーティング終了。
すべての行程が終わった後は恥ずかしながらしばらく泣いてしまいました。会場のそばに目立たない場所があって良かったです…。
やり取りの流れも変だし、何より短すぎると感じたのであとで動画を確認したところ、写真撮影までの会話時間は約40秒でした。他の皆さんが3〜5分ほど、最低でも1分半は話していたこと、また会話を遮られたりはしていなかったことを思うと改めて差に愕然としました。
フォトキーも確認しましたが、ミトミでお願いしていたフォトキーと枚数が同じでした。
最初にキャラクターとハグもしたけれど、それも撮られていなくて残念でした。
たとえ会話できるのが40秒でも、衣装を見たいという願いが叶っていたら満足していたと思います。
でもあんなに近づいたはずの衣装、ちっとも見れませんでした。
泣くなら嬉し涙を流したかった。
キャストさんじゃなくて、キャラクターと会話したかった。
何がだめだったんだろう、1人で行ったから?サインをお願いしなかったから?それとも本当は衣装を見せてほしいって非常識なのか?
ぐるぐる考えましたが、1人参加は許されているし、サインを頼んでいなかった組は他にもいたし、衣装見せてと頼む、は始まる前の確認でキャストさんに話していて止められなかったので大丈夫な内容のはずです。
大丈夫のはずなのに、この結果。私が気付いていない何か原因があるんでしょうか。当たり前ですがもうキャラクターともキャストさんとも話せないので真相は不明です。
本当に落ち込んだし、悲しかったし、自分でも驚くくらい泣いたし、いっぱい話せていたひとたち(といっても3分くらい、バケパグリでは平均的な時間かと思っています)もいたことを思うととても残念で惨めな気持ちです。
本当に、同じ回の他の組の方たちと同じだけの時間が欲しかったです。それだけなんです。
なによりあの衣装が大好きだったのに、いい思い出にできなかったことが苦しい。バケパに申し込んでから毎日楽しみで仕方のなかったあの時間や気持ちまで否定されたようで辛い。
これからはあの衣装を見るたびにどうしても浮かぶ素敵だなという気持ちと、経験した苦い思い出のことを考えるんだ、と思うと本当に苦しいです。
これならバケパに参加せず、ほかのバケパに参加した人を羨ましいなと思っていた方がマシだったとも思います。
バケパ、初体験がこんな結果になってしまい心の底から残念です。
◇おわりに
ここに書いたのはあくまで主観で、きっとあの場にいたキャラクターやキャストさんにどうだったか聞けばまったく違う答えが返ってくると思います。それはわかっています。
でもグリの経験はどうしても主観で終わるしかないものでもあると思うので、私の整理のためにも、こういう思いをした、を記録するくらいは許してほしいです。
もしこの記事を読んでくださった方がいたら、こんなネガティブな内容にも関わらずありがとうございました。
どうかこうしていればこの事態は避けれられた、といったようなコメントはお控えください。もうどうしようもないことだし、考えても正解は出ないので。
また、特定のキャラクターや個人を非難する意図で書いたものではないです。
ただ不平等感の残るこの運営方法は改善してほしいと強く思います。
以下完全に蛇足ですが、キャラクターの一人だけは最後まで私の「衣装を見せてほしい」に応えようとしてくれていたように思います。だから最初に頼んだ時衣装を見せてくれようとしたし、撮影後反応したはずの私の服に再度反応してくれたのかな、と思っています。私が勇気を出してその流れからもう一度衣装を見たいと言っていれば叶ったのかもしれませんが、パニックになっていたのもあってそこで粘る勇気は出せませんでした。
退場の時、お子さんがいる組と私にだけ投げキスをしてくれたのも、もしかしたら私の落胆に気付いていて慰めようとしてくれたのかもしれません。
もし勘違いでなければ(そうであってほしい)、あのキャラクターにはとても感謝をしています。心から楽しめなくてごめんね。