75 イギリス
≪ コックニー ≫
63〘 パリジェンヌとデート 〙~ 74〘 Rothschild 〙の 続編
前回 吾輩(紫蘇焼酎)の酒類業界や 金融・
株式市場には ランク付けなど 評価方法が
あると 述べたが 人間社会にも 現在の
日本には存在しない 人々に順序を付け
身分を隔てる 概念の 階級制度 が 歴然
として 英国 には 残っているそうだ。
Dotpedや 日本人には ややこしくて
理解するのは かなり難しく ロンドンで
コックニー会話を聴き 経験し 英国で
今も 現存する 階級制度 の話だ。
バッキンガム宮殿 (コースター写真より)
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ロンドンの 労働者階級の人々は Cockney English
( コックニー ) と呼ばれる 強いなまりの方言 そして
凄く癖のある アクセントで 英語を話すと言う。
マイ・フェア・レディー の 花売り娘の イライザ そして
サッカー選手の デビッド・ベッカム が話す英語だ。
随分 昔の話だが インド富豪の宝石会社の子息が 日本に
真珠を買い付けに 訪れた際 彼が 『 to die , to dye 』 とか
『 タイ行く? 体育? 』 と 発音していた事を 思い出す。
話の前後から Dotpedは それが 『 today 』 と 『 take 』 で
ある事は 直ぐに分かったが それが 英国の コックニーの
影響だと 理解したのは 暫くした後で その事が分かると
コックリ コックリと 頷いた。
階級差は その人が 話す 英語のアクセントに 表れて
それが 服装や 読む新聞にも 特徴的に 見受けられ
英国人は 同じ階級同士で交わるのを好み 違う階級の
人々を 皮肉る事があるようだ。
面白いのは それだけではない。 昔 彼らは 他人には
分からないように 秘密や 或いは 暗号のような 言葉を
使っていたそうなのだ。
例えば 会話の中で ( wife ) を ( trouble ) と置き換えて
話をするとか ( face ) を ( boat race ) と 表現するなど
一般の人は 会話が理解出来ないほどだったと言うのだ。
ロンドンの取引先輸出担当者のコックニーに慣れていた Dotpedも バスの中で 暗号のような 会話する人達が
秘密の会話をしていたとは 知らず 何を話しているのか
話を暗号で ラッピングしているのか 他所の人種なのか
その時は 分からなかったそうだ。
Black Cab (ロンドン タクシー )も 二階建てバスも
今は 色々な塗装や ラッピングに包まれている。
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コックニー の話をしながら Dotpedは 夏の疲れに
コックリ コックリ し始めたので 階級制度 の話は
次回に・・・・