Dotpedの話の続きは 何か面白い

色の話かなと 思いながら

 

聞いていたら とても 濃密な関係だった が 

でも 色々下 (しも )のような話も 

沢山出てきたのだ。 

 

一度限りの いい事は 入院のクライマックス 

この瞬間を思い出す頃は どんな

気持ちなんだろうとも言う。

 

早く いい事!話も 教えて貰いたいものだ。

 

 

看護師が 看護婦と称されていた時代 

白衣の天使と 呼ばれ 白衣が 

主流の時代から 今は かなり

 

ハードで 体力を必要する仕事の為 

アンサング・シンデレラ等の医療ドラマで見る

ような あまり男女差がない 

機能性重視のカラーチュニック・

ジャケットにパンツスタイルだ。 

 

白い帽子は 被っていない。

 

アンサング ( Unsung=世の知られていない ) 

シンデレラ は女性病院薬剤師のドラマの

事だが Dotpedは 初めて そのシンデレラに会った。 

 

持参した 高血圧症治療薬を 提出後

始めは食後 その都度 持って来たが 

直ぐに全部戻される。

 

Dotpedは 自分はアンサング・シンデレラ・ボーイ だと言う。

吾輩は 彼と長い付き合いなので 彼の言いたいことは直ぐ

アンサング ( 歌えない ) ボーイと 分かり 愛想笑いをした。 

 

≪ 初めてのナースコール ≫

術後は自分の意思とは関係なく 

カテーテルを通して尿は流出する。 

 

深夜 股間辺りから洪水が起こり 寝ていた

ベットの 腰辺りが濡れる。  尿のコントロールが 

効かず尿失禁が ・・・ 

生まれて初めてのナイス いや 

ナースコールをしたのだ。 

 

チャーミング顔の女性看護師が急いで

駆けつけると 状況を見て Dotpedの躰を

動かそうとするが とても重たく 一人では

無理なので 応援を呼ぶ。 女性看護師

 

4人がかりでDotpedの躰を右に左に

動かし ベットにマットを敷きシーツを替える。 

 

深夜の出来事なので 仮眠しながら 

待機していたのだろうか? 

応援団は作業を

終えると直ぐ 病棟のナースセンターに戻る。  

 

動作は 実にキビキビし 手術後の痛みも

忘れるくらい 見ていて気持ちがいい。 

 

 

尿道口から出ている 尿路カテーテルが 

尿道口付近で緩んでしまったようである。 

 

 

チャーミング顔の 女性看護師は

『 今 直してあげるね。 』 と 言いい 片

方の手でDotpedの 尿道口を 軽く 

揉むように摘まみ もう一方の手で 

特殊な水ポンプ器を

使い 尿漏れないよう膨らまし調整する。 

 

Dotpedは恍惚として黙然し眺めていた。

 

真夜中に 沈黙しながら 微妙に動く

二人の姿は 滑稽と言うべきなのか? 

何とも不思議な光景に映っていたのでは

ないかと 吾輩は思う。 

 

ただ Dotpedには 少し衝撃的な瞬間だった

そうだが それでも 

 

『 ほんの短い時間だったけど凄く濃密な

関係だったよ 。 アハハハ~ 』 

 照れくさそうに笑った。

 

 

ある日 Dotpedは夜の寝不足を取り戻すように 

心持善く昼寝をしていたら 彼の横で

 

何やら しきりに観察している 女性看護師が

いると言うのだ。 眼がめ何をしている

のかと 細目に眼をあけて見ると 彼女は 

妙なを眺めている。 

 

 

いや妙ではなく 尿だ。 その尿の色や量を

確かめた後 点滴スタンドに留置した採尿

バッグの底栓を抜き 大きな尿瓶へ

移し替えていたのだ。 

 

この昼間の話を深夜の話に 移し替えると 

Dotpedは 尿に いや妙に 明るく元気になり 

 

今だからこそ 話に花を咲かせる事が

出来たのだと 曝露し。 

 

色は 茶色赤色だそうだ。

 

              

≪ 患者もいろいろ 看護師も色々ハート 

『 以前入院していた時 貴方は歌の話をしてくれましたよね 。』 

尿路結石で入院した時に ヘッドフオンを付け 

歌を聴いていた時に 歌の話等をしたのを 

覚えていたのだ。 

今回はテレビにヘッドフオン ヘッドフォン を付け モーニングスター テレビ を見ていた。

 

世間や 趣味の話の他 社会情勢や経済等の話もする。 

『 本当に 有難うございます。 私は 仕事以外 特に

趣味もなく 何も分からないので もっと色々勉強して

見たいです。 今度色々聞いてもいいですか?』  

 

その後 廊下で擦れ違う度 笑顔を見せてくれたが 

病室担当には ならなかったので 更に

彼女と会話を重ねる事はなかった。



又 チャーミング顔の女性看護師は

『 音楽は とってもいいですよね。  

 

私は学生時代は 好きな音楽を 色々聴きながら 

勉強した方が 集中出来たんですよ~ 』 と言い 

『 あっ いけない長話 しちゃった~。』  

と言うと 急いで隣の患者に向かう。

 

 

ある真夜中 ゴソゴソと音がする。 

ベット脇を見ると 点滴スタンドに留置した

採尿パックの尿の量・血尿等の

データーを 記録しながら 尿瓶に移し換えている。 

 

『 ありがとう。 大変だね。 

何でも色々するんだねぇ~まるでスーパーレデイだ。』

『 そんな事ないですよ ~OK OKおやすみなさい。』  

夜のチャーミング天使だ。

 

 

 

真夜中にゴソゴソと言えば 煩い音なのに 

Dotpedは その後良く眠れたと云う。 

 

ゴソゴソ カシャカシャ 紙袋なのか 

ビニール袋なのか 分からぬが 音を鳴らし

ながら独りごとを云っていた。 

 

チャーミング天使ではなく 隣の客 いや患者だ。 

 

何やら 突然 何かを思い出したのか 急

に起き上がると 探し物を始めたのだ。 

暫くした後 『 あっ そうか 』 と言い 

頭上の灯り ひらめき電球 を消さぬまま 寝てしまった。 

 

この患者は 昼間 女性看護師の問いに 

聴いているのか 交ぜ返しているのか

判然としない言葉で 返していたのを

思い出した。

 

Dotpedは 何じゃ患者 ……・・・ 

いや 何だかんだと 声は出さずに 

暗闇で見えなかったノートに 気になっていた 

日中テレビで見た株価情報で得た株価等を

書き写すと 安堵し やっと眠ったそうだ。 

 

 

入院当日 入力していた株式の新たな買いと 

空売り分の買戻し。 更に新たな売りと 

買い付け分の売り決済が それぞれ

二つづつ 出来ていたのだったチョキ

 

Dotpedは ベットの上で 寝転んであせるいても 

ただでは 起きなかったようだ ニコニコ 

それを 人間世界では ≪ 転んでも ただでは 起きぬ ≫ 

と言うそうだが ・・・・

 When life gives you lemons, make lemonade. 

どんなに酸っぱい(辛い) 状況

でも そこで努力することを忘れるな!と 言うそうだ。 

 

ところでレモネードって吾輩の故郷 鍛高譚梅酒の

酸っぱい田舎風梅干と どっちが酸っぱいのだろう。

 

                                     

   

少し緊張気味の女性看護師は 

『 何処か痛いところありませんか?』  と 聞くので 

『 少し胸が…』 と 手でハートを作る。 

 

『 貴方が どんな人がわかりませんので・・』

即時に返された。 

 

女性看護師は 看護や奉仕の仕事に向く人達を 

選ぶのだろうか?表面的にしか分からないが 

性格や顔面が可愛らしいだけではなく 

 

揃えたように わりと小柄な女性看護師が こ

の病院に多いのは 何故だろうと 

女性看護師が 病室に来る度に思い密かに

観察していたそうだ。 

 

観察すればするほど あり得ない程 濃厚 叫び

稀な経験をしたと言うのだ。 

 

ある日 忘れられない入院中のクライマックスが・・・ 

 

 

≪ いい事 教えてあげる ハート

 

尿路結石の退院前日 病室担当の女性看護師が 

『 いい事 教えてあげる ハート ・・・ 』 

Dotpedは 心臓💚をドキドキさせ 聞いていた。 

 

『 一回だけね。 私に合わせて ・・・ いぃ~い?  』  

 彼女は シーっと言うように 指をマスクにあて 更に 

 『 声を出さないで ・・・ ゥワァ~っと言う感じで  ・・・ 』 

 

Dotpedは その言葉に頷き 腰を いや声を出さないで

踏ん張る  ゥ ゥ ゥワァ~~っ  叫び  あせる‥・・・  ≫  

『 ‥・・ あせる』 

『 ‥ 汗 

『  ・  汗 』   

『  ・  汗 』 

 

 

今回 前立癌の退院前日 チャーミング顔の

女性看護師が 

 『 いいですか? 私に合わせて ・・ いぃ~い? 』

Dotped 今回は ドキドキしないで 

冷静に聞いていた。

 

彼女 『 軽く フウ~っと 軽く 息を吐き出すように ・・・』 

Dotpedは その言葉に軽く頷くと ただ従順に

≪ フウ~~っ ‥ 汗 ≫  

 

 

 

尿路結石の時の 尿路カテーテルは 尿道口

奥深く繋がって 抜く時は痛いので 一気に 

気合を入れ引き抜く。 

 

前立線癌の時の カテーテルは 尿道口付近に

浅く繋がっていたので痛みも無くスーっと抜けた。 

 

抜けたと 同時に Dotpedの気も抜けそうだ。

 

 

二人は 見つめ合う余韻もなく 澄まし顔で別れた。 

女性看護師を 密かに観察するつもりが 反対に 

 

観察されてしまったと これは

入院のクライマックスだ言う。  

 

医師が立ち去った後 医師の指示のもとに 

女性看護師が カテーテルを抜くとは 

思わなかったそうだ。  カテーテルを抜いた後 

彼は もう一度 フウ~っと軽く息を

吐き出す。 それは安堵の息だそうだが 

吾輩も合わせて吐き出したのだ 溜息を

 

 

≪ 後書き ≫

話が 止まらないので 吾輩は 筆を休める事が

出来ないのだ。 本当は 筆ではなく指だが。 

 

その指も 怪しくなってきたので ブログを二つに分割してしまった。 

 

折角 仕上がったのだから その二つ目は 

明日アップする事にするのだ。

 

 なので  『 いぃ~い? 吾輩に合わせても ・・・ いぃ~い? 』

 『 本当に ・・・ いぃ~い? 』

 ちょいと 真似をして見たかった。  じゃあ~次のブログで・・

 『 フウ~っ ‥ 口笛 


ハートハート