ドバイ・ショック ( ゚o゚;)

資源を持たない中東に少々ショック 小国ドバイに 何が起こったのか?
イメージ 1
← 〔 ブルジュ・ドバイ 〕 世界一高い超高層ビル ( 2010年完成予定 ) 

ドバイが脱石油を掲げ 急速な発展を可能にした3つの方程式

(1) 中東初の特区やインフラ整備を設け 〔 世界一プロジェクト 〕として国際企業の誘致に成功。
(2) 世界初の7つ星ホテル 〔 バージュ・アル・アラブ ( 全室スイートルーム ) 〕を始めとした徹底した    観光戦略で世界中の観光客を誘致。
(3) ドバイの株式市場に外国人参加の自由化と 土地売買の自由化。

世界の金融センターと観光立国を目指し 10年間で瞬く間に築き上げた  〔 砂漠の人工都市 〕 は 基盤がしっかりしていない為 方程式は資金調達面から崩れ 文字通りの 〔 砂上の楼閣 〕 で 崩落が始まったのでしょうか?
大半は欧州系金融機関からの借り入れで ドバイ政府の公表では 2009年のGDPは1746億ディルハム ( 約4兆円 ) と予測されており ほぼ青森県と同じ 経済規模と言われています。

ドバイ政府の持ち株会社ドバイ・ワールドと傘下の開発会社ナキールが 昨年のリーマン・ショック
を契機に投資マネーが流出 高層ビルなどの建設ラッシュが行き詰まり 25日に総額590億ドル
( 約5兆円 ) の債務返済を 半年間延期するよう要請したことが震源。
イメージ 2
ナキールはパームヤシを模したリゾート人工島 超高層ビル 複合商業施設 大規模娯楽施設などの造成を続け 退役した豪華客船 クイーンエリザベス2世号を買収した事などでも知られている。

パーム・アイランド ⇒

〔 海のナキール 〕 に対し〔 陸のエマール社 〕と言うライバル会社は主に陸の不動産開発を手がけている。


原油収入で潤うUAEの有力首長国アブダビ政府が ドバイの救済に向かうかが焦点。 借金漬けのドバイ・ワールドの債務返済は今後も相次ぐ。

ドバイ建設・工事関連では 大手ゼネコンの大林組と鹿島のドバイ都市交通システム建設工事を
はじめ 清水建設や大成建設など 多くの工事受注残高を抱えており 国内から中東への代替構想に
冷水を浴びせている。

外国為替市場では 既にドル安が基調にあったが 欧州株価が急落 ユーロや英ポンドが売られ 
残る主要通貨の円に資金が逃避 27日 円は一時1ドル=84円台 1ユーロ=126円台と
独歩高を招いている。

一方 悪材料出尽くし感により 反発機を探る展開に入ると予想されているという声も聞かれ 
対ドル80円割れの場面では 政府・日銀が介入する可能性も高いと考えられている。

過去二回の ドバイ・ショック時における円高。

一回目は  : 2003年9月22日 当時115-120円のレンジが破れることはないだろうと
大多数の人が考えていたが G7後にドル円相場が窓を開け 一挙に112円台に突っ込み上昇。
翌年2004年2月には105円台をつける。

2回目は  : 2006年4月24日  118/119円台から115円台になる。

27日の東京株式市場の日経平均は 前日比302.72円安の9081.52円となり 今後 更に懸念されるのは 
ドバイに投資していたヘッジファンドなどが清算 手じまいするために 日本株を売却する可能性が
あること。

片方で このショックは 欧州の金融機関やファンドが打撃を受けているだけで 日本市場は割と
軽微で済むのではないかとの見方もあり 27日の日本市場は パニックに陥り過ぎとの声もある。

私は数銘柄に 短期決済の予定で打診外買いを入れ 状況を見ることにしましたが 市場動向により
売りも入れ 両建てする構えです。 

又 新興国への投資懸念が台頭し リスクマネーが巻き戻され デフレ環境下で更に急速な円高が
進む等 来週の金融市場は懸念ぬぐえず 予断を許さない状況にある。


不安心理が働くと 実勢や必要以上に株価や為替が 大きく振れる事も多いので 冷静な判断が
試される場面が見られるかも知れません。