〔 上海の小雪さん 〕は 私の体験を出来るだけ忠実に回顧 当時の政治・経済や時代背景と上海事情を組み入れた ノンフィクションで綴るブログ記事です。 初めて読まれる方 忘れた方は 第一章・第二章 シリーズから お読み下さい。

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第二章 その1〔甜蜜蜜 〕


    

〔上海の小雪さん〕第一章【何日君再来】からの続き・・・
上海虹橋空港で別れてから、もう10日経つのに、上京の連絡はまだない。
もう8月も終わり、大学は秋学期が始まるというのに、どうしたのだろう?
上海で、何か都合の悪いことでも起こったのかな。思いは馳せ廻る。
当時は、バブル経済崩壊後10年経つのに、まだ出口が見えない闇の中をさ迷っていた時代である。

それまで、日本経済は戦後数年を経て急速に発展、以後成長し続け国民総生産額(GDP)は世界第2位となっていた。

経済成長には、それなりに幾つかの成長するための要素や理由がある。

そこで忘れてならないのは、人口増加そのものが新しい産業を育成し、その成長を支える大きな役割や影響を与えていることである。

日本の人口は、戦後の1945年(約7000万人)から毎年100万人ずつ増加、1980年代後半には一億三千万人に達しようとしていた。

1990年代に入ってからは、バブル経済崩壊後の長期不況に陥り、そのトンネルから抜け出せないでいた。

もし日本の人口が減り始めたら、この不況を克服できるのだろうか? 日本経済の成長は一体どうなるのだろう? 世界で人口が増え続けている国は? 発展途上国の追い上げは?

とにかく、右肩上がり経済時代と同じ事を考えていたのでは、安定成長は出来ない。

21世紀のブローバル化、金融ビックバンを見据えた対応を早急に促進せねば・・・・・そんな事を真剣に考えていた時期であった。
9月に入り、仕事は余裕がないほど多忙になってきた。
明日は大阪で早朝会議だ。 夕方、仕事が終わってから新幹線に飛び乗り大阪に向かう。
会議に必要な資料作りがまだ終わらない。車内で夕食は済ませた。 
ホテルに入り、シャワーを浴びてから、又資料作りだ。
更に、頭が混乱してくるのは、その会議の後の事だ。
午後一番、新幹線で名古屋に行き、フランスから来ているサプライヤーと会い、明後日顧客へ行く前に打ち 合わせ、幾多の条件や合意を煮詰めておかなければならない。 
担当者に電話をかけ、今日の状況を確認し、明日の予定と段取りを詳細に指示する。
もう、夜の12時をとっくに過ぎている。 もう、寝なくては。。。疲れでウトウトし始めた。

甜蜜蜜你 你笑得甜蜜蜜 好像花兒開在春風裡 開在春風裡・・・ 
(甘い甘い 貴方の笑顔は甘い まるで花が春風の中に咲いたみたい 春の風の中に・・・)
何故かテレサテンが歌っていた〔甜蜜蜜〕の歌が聞こえ歌詞が脳裏に浮かぶ。
中国の人なら誰でも知っていると云われる、テレサテンが歌うラブソング〔甜蜜蜜〕
(香港・台湾映画の主題曲)だ。

暫く忘れかけていた上海の夜景が、香港の百万ドルの夜景と重なり、小雪さんを思い出していた。
いけない、明日は大事な日だ。早く眠らなければ。
目を瞑るが、なかなか寝付かれない。
つい最近も、同じようなことがあったな。ウフフフ・・・ウフフフフ! 
1人で含み笑いをしてみる。 どうも上手くいかない。
そうかウフフフではない。 ふふふなのだ。 しかも優しく上品に・・・夢の中 夢の中で
早く眠らなければ、えーと、羊が1匹、羊が2匹、いけない、数えては要られない。。。
羊が3匹、羊が4匹、羊が15匹、ふふふ!ん!何故なのだ!

ルルルルル~、目が覚める。
モーニングコールか? 
いや携帯電話か? 

次回へ続く・・・

〔 甜蜜蜜 〕ループ
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   〔 甜 蜜 蜜 〕

    甜蜜蜜你 你笑得甜蜜蜜 
    好像花兒開在春風裡 開在春風裡 
    在那裡在那裡見過你
    你的笑容這様熟悉 我一時想不起
    阿…在夢裡
    夢裡夢裡見過你 甜蜜笑得多甜蜜
    你是你夢見的就是你 

    甘い甘い 貴方の笑顔は甘い まるで花が春風の中に咲いたみたい 春の風の中に
    何処で 何処で私は貴方に会ったの?

    貴方の笑顔はこんなにも親しい ちょっと思い出せなかったけど
    あぁ、夢の中か・・・

    夢の中で 夢の中で貴方に会った 甘い甘いなんて甘い笑顔なんだろう
    貴方 貴方 夢に見たのは 貴方なんだ