今回はがん発症のメカニズムについてです。人体の細胞数は60兆個あると言われています。この細胞は新陳代謝で常に入れ替わっていますが、不思議なことに60兆個は一定に保たれているそうです。ところが1日に5000個の細胞は突然変異を起こしています。

本来なら、細胞分裂をしたとき同じDNAがコピーされるはずなのに「老化」「ストレス」「化学物質」「ウィルス」などの原因から、細胞の遺伝子が傷ついたときに突然変異が起こるようです。

通常は体内に備わるリンパ球などの免疫力が、変異細胞を異物として攻撃しそれで終わるのですが、コピーミスが繰り返され蓄積されていくと免疫力の限界を超えてがん細胞になっていきます。

つまり免疫力を低下させないことががん予防の第一歩ということになります。
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すでに多くの情報があってご承知のことと思いますが、がんの統計についてお話します。平成18年度の厚生労働省の統計によると、がんによる死亡者数は、死亡総数約110万人のうち33万人となっています。続いて心疾患が17万人、脳疾患13万人、その他31万人です。意外なことに不慮の事故によるものは4万人弱です。

そして一生のうちにがんと診断される割合は、男性で2人に一人、女性で3人に一人となっています。平たく言えば日本人の半分はがんに罹ることになります。

昭和55年以降、脳疾患や心疾患による死亡はほぼ横ばいに対し、がん死亡は1.7倍に伸びています。奇しくも日本がバブルの絶頂を迎える10年前から、治療技術は進歩してきたにも関わらずです。

これは年代別にも現れています。20歳から89歳まで病気による死因の第1位はがんであることも事実として認識する必要があると思います。がんファイナンスが全世代にとって重要な理由がここにも表れています。http://dotolife.club.officelive.com/ganhoken.aspx

次回はがんの特徴について概要を記載いたします。


今回は先進医療です。先進医療とは「保険診療と併用することが特に認められた、健康保険適用外の先進的医療」のことをいいます。つまり高度な技術料を健康保険料とともに支払うことを、国が認めた混合診療ということです。言葉を換えれば、将来の保険適用の可能性を秘めた最先端の医療技術です。

平成22年3月1日現在、104種類の先進医療について当該技術の施設要件が設定されています。それによれば1046の医療機関が先進医療を認められています。詳しいことは、厚生労働省のホームページをご参照ください。http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/index.html

これによれば、先進医療全体の約40%ががんの治療に使われていることが分かります。具体的には陽子線治療、粒子線治療と呼ばれているもので、たとえば陽子線治療の場合1件当たりの費用は約285万円、平均入院日数は31.4日となっています。次回はがんの統計について掲載します。

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今回は健康保険制度のポイントです。当たり前のことですが、病気やけがをすれば、全国どこでも誰でも同じ治療が受けられます。しかも料金は名医でも新人の医師でも同じであり、多くても3割負担、最高でも1か月9万円程度の負担(高額療養費)で済みます。考えてみればこんな良い制度はありません。だから健康保険適用が当たり前の感覚で、それ以外の治療は医師も患者も想定していないことが多いようです。

ここで日本の医療タイプを見てみます。健康保険の効くのが「保険診療」。健康保険の効かないのが「自由診療」です。自由診療は全額自己負担はもちろんのこと、料金も医療機関が自由に設定できます。

保険診療と自由診療をセットにしたものを混合診療といいますが、日本では原則認められていません。「この治療をすれば効果が見込める。だけど保険は効かない。ではその治療部分だけを自己負担でお願いしたい」はダメでこの場合初診から自由診療扱いになります。

ただ、一部混合診療が認められているものがあります。「先進医療診療」と呼ばれているもので、詳しくは次回に掲載いたします。


テレビCMや新聞広告にがん保険がよく登場しています。がん保険の商品もたくさんあります。なぜでしょうか?それは統計的に「日本人はがんに罹る確率が高い」「治療費の自己負担が大きい」の2点が背景にあるからです。生命保険や医療保険は公的保障(健康保険や遺族年金、障害年金など)をベースに考えればいいですが、がん保険は自己防衛の視点で考えることが必要になります。この意味で任意自動車保険と似ています。

がんファイナンスとはがんに罹った時の資金繰りのことです。明らかにがん保険はこれに応える商品です。しかし加入する前に知っておくべき基本的なことがたくさんあります。私はセカンドライフプランニングの専門家として、危機管理の観点からこの場を借りて基本的な情報を定期的に提供させていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。