地上波はプロ野球くらいしか見ないのですが
新年だけは「芸能人格付けチェック」をいつも見ています。
恒例の高額弦楽器と趣味レベル?の弦楽器
今回は総額102億4000万円と総額1000万の8挺の弦楽器による
弦楽八重奏の聴き比べでした。
これ、判定は難しいといつも思います。
制作側もわかってやっていると思いますが
1挺100万円を超える弦楽器って一般人の趣味レベルの楽器じゃないです。
音大はともかく高校や大学でオーケストラに入って購入するレベルで
もっと安い楽器で演奏している子もいっぱいいます。
最近は少し値上がりしたかもしれませんが、日本人作家のバイオリンは
大体100万円超くらいから販売していたはずです。
日本人作家といっても、イタリアのクレモナで修行した人も多く
何百万もするクレモナの楽器と大差ありません。
エイジングがかかってない点は不利ですけど
そのくらいの楽器なら、ある程度弾いているうちに良い音色になります。
さらにプロが弾くとそんなに差が出るもんじゃないと思います。
むしろ発音の良すぎるオールドの方が上手く弾けないかも・・・・。
音色にはっきり差をつけたければ
ヤマハの初心者向けの楽器を使わないとだめなんじゃないかと思いますが
そうすると違いがわかりすぎて成り立たないのでしょうね。
さて今年は、プロアマのオーケストラ対決も注目していました。
結果、プロよりアマの方が評価を集めることになり
SNSの書き込みも、色々分かれていますが
人気番組なので仕方ないのでしょうが
例年のことながら下げ記事のようなものがあり
気になりました。
・練習時間の問題
プロアマ問わず30分を超える交響曲ならともかく
たかだか1〜2分程度のポップス曲でがっつり練習はしません。
小学生の学芸会じゃないんだから・・・・。
でも残念ながら、クラシックを聞いたことがない人は信じてしまうか。
1月に定期演奏会を控えている京都大学交響楽団も
そんなことに時間を割けるとは思えませんし
そもそもちゃんとした学生は昼間は授業をうけてますし
終わった夕方から練習を始めるるので暇じゃないですね。
・楽器の問題
これが一番不思議・・・、プロは皆ストラディバリウスやガルネリを
持っていると思っているのか?
昔から日本では”高いバイオリン=良いバイオリン”信仰が強いですね。
関西フィルのコンサートマスターのギオルギ・バブアゼさんのバイオリンは
母国ジョージアのレヴァン・ツィンツァゼ です。
なかなか日本で流通のない楽器ですが、モラッシー門下ということから
売っていたとすれば200万円台から300万円台じゃないかと思われます。
そのクラスのバイオリンはアマオケでも使っている人は多いと思いますが
あんなに素晴らしい演奏はできないでしょう。
アマチュアは中学から高校にかけてコンクールに出るので
下手するとむしろ良い楽器を持ってたりするものです。
(親の財力次第です)
・レベルの問題
プロ野球と高校野球を比べるようなもので技術論は全く意味がないと思います。
学生オケは学生だからアマで大谷翔平でも高校野球のときはアマです。
アマのオケにはコンクールの上位入賞者が結構多くいる一方で
初心者レベルも数多くいますし概ね4年で入れ替わってしまいます。
なので学生オケはレベルを安定させるのが難しい。
一方、プロのオケにはコンクール歴はアマに劣っている人もいますが
当然のことながら平均レベルが高く、皆お金を取れるだけの演奏をするので
いつ聞いてもメンバーが変わっても同じレベルの演奏が聴けると思います。
ただ、その分聴く側に慣れが生じてしまいがちかなとも思います。
また、コンクール仕様の演奏にありがちですが
大きな音で一音一音強弱テンポを間違えず弾く面白みのない演奏が1位をとり
すごいなと感動した演奏は入賞すらしないということが多々あります。
それはそれで一定の理由があるわけで
技術の上手い下手と感動を与えるか与えないかは別の話です。
今回の京大オケは選抜組でソリストの集まりでしたから
聴く側のツボにハマれば新鮮に響きますし感動も呼びますので
こちらが良いと思われる方が多かったのは至極普通かなと。
そもそも今回のメンバーなら初見でもちゃんと演奏をしたと思います。
この組み合わせも制作者が意図してやっていたとおもいますが
テレビではあまり伝わらないところがありますし
声量のある松崎しげるさんを加えれば技術的なところはわかりにくくなります。
日本センチュリー交響楽団は関西ではトップレベルのオーケストラだと思います。
毎年夏に大阪の服部緑地で
「星空ファミリーコンサート」を無料で開催していますので
在阪の方はぜひ一度生のオーケストラの音を聴きに行って欲しいと思います。
京都大学交響楽団は年2回の定期演奏会に加え
一昨年は北海道、昨年は福井〜富山にかけての地方遠征を行います。
ちなみにこの問題については私は正解しました。
京大オケいつも聴いている”音色”ですから笑。
マロ様効果ですでにソールドアウト。
私は両公演ともとっていますが、発売初日にもかかわらず
あまり良い席がとれませんでした。
慶應ワグネルとのジョイントは聴きに行くかどうしようか思案中です。
東大オケも京大オケとは違ったレベルの高さで聞き応えがありますが
慶應ワグネルは聴いたことがないのですごく興味があります。

