彼女との生活。妻と呼んだり彼女と呼んだりややこしいのでチャムと呼びます。
毎日何回も「好き」という言葉を伝えてきます。何度も海外で生活しているからそういう事が当たり前に出来るのでしょうか。最初は照れ臭かったけどやっぱり嬉しいものです。あと記念日とかをとても大事にします。僕の誕生日には旅行に連れて行ってくれてプレゼントや手紙をくれます。とても嬉しかった。誕生日、クリスマス、付き合った記念日、イベントだらけですね。一緒に暮らして9ヶ月。チャムの誕生日が近かったのでプレゼントに何が欲しいか質問しました。すると「指輪が欲しい。結婚指輪が欲しい」と答えたのです。

正直結婚までするとは思ってなかったので、とてもびっくりしました。自分は20歳も年上だし相手の親にどんな顔して挨拶しに行けばいいのか、親も反対すると思うよと答えました。それとチャムは「私はそんなに馬鹿じゃないよ。結婚を考えてない人と同棲なんてしないよ。親には、もう私から話をしてあるから」と答えました。正直年下だし、そこまで考えていないと思っていました。彼女はとてもしっかりした女性なんだなと確信しました。それからすぐに指輪を探しに行きました。いろいろ考えて購入。後は彼女の誕生日にこれを渡してプロポーズするだけです。彼女の誕生日と僕の誕生日はとても近く、僕は彼女の1週間前が誕生日なんです。僕の誕生日に、彼女は東京ディズニーランドに連れて行ってくれました。彼女は年に何度もディズニーランドに行くほどのディズニーオタクです。プロポーズをどこでしたらいいか、僕は一生懸命考えていたのですが、なかなかここだと言うところが見つからずにいました。どこか旅行でも行ってレストランでプロポーズしようかとか観光船にでも乗って海の上でプロポーズしようかとかいろいろ考えて迷っていました。ディズニーランドが何よりも好きな彼女。ディズニーランドよりも勝るプロポーズ場所があるのか、どう考えてもありませんでした。その日僕は普段持たないハンドバッグの1番底に指輪を隠して持ち歩いていました。ディズニーランドにあまり詳しくない。僕はどのタイミングでどこでプロポーズすればいいのか?考えていました。その日いたのは、ディズニーシーで当時やっていたbelieveと言う水上ショーが始まっていました。彼女がとても大好きで、涙を浮かべながらそれを眺めていきました。これがタイミングだと思いました。そしてしょうがクライマックスに差し掛かった頃、僕は指輪を出してプロポーズいたしました。しかし、プロポーズ中にショーが終わりみんなぞろぞろ帰り出しました。僕はその時言い訳のようにプロポーズするならシンデレラ城がいいのかなと思って、いつシンデレラ城が出てくるのかずっと探していたが、シンデレラ城が見当たらなかったから、このタイミングでプロポーズをした、と打ち明けました。私の誕生日じゃなくて、自分の誕生日にプロポーズしたの?笑 ここはディズニーシーだからシンデレラ城はないよ。明日ディズニーランドに行くからその時はシンデレラ城にも行くよ。と答えました。ディズニーシーとディズニーランドの差もほとんどわかってませんでした。あぁやってしまったなぁと思っていた。その時チャムは明日ディズニーランドでもう一回プロポーズしてと言いました。こんなドジな僕をかばってくれる優しい女性なんです。そして翌日シンデレラ城の前で片膝をついてプロポーズいたしました。周りにいたお客さんたちもみんな拍手をしてくれました。やっと緊張の糸が途切れて、ほっとしたのも束の間、チャムはそのシーンを写真に撮って、残したいからもう一回プロポーズしてほしいと言われました。彼女はディズニーランドのキャストさんにカメラを渡して、お客さんが映らないタイミングを測っていました。僕はその間肩膝つきっぱなしで恥ずかしいったら、ありゃしませんでした。そしてお客さんが見えなくなった。そのタイミングにプロポーズをして、無事良い写真が撮れました。そして、僕のプロポーズは大成功したのでした。