下手な文章と心得つつも、連載開始のお知らせです。興味がない人は無視してください。でも、私がこのブログを始めた理由の一つなので、辞めろとかは言わないでください。
act1~エピローグ~
苦しかったね。頑張ったね。いつでも君は爪を地面にたてて、沢山のものを守ろうとしてたんだ。それを君に言ったら、そんなの偽善者の建前で、守っていたのは自分だけだと、そうやってまた落ち込むんだろうけど、そんなこと、ないよ。 君の名前は木村百合子と言って、物静かで可愛く、人当たりも、成績も、運動神経もよく、両親共医者で、父親は学校のPTA会長。まるで女版・出来杉君といった所だった。それゆえよく生徒会長や学級委員長に推薦されたりして、断れない君は渋々引き受けていた。そんなことを十何年もやってく内に、君は病んでしまっていたらしい。本人が気づいたのは高2になってすぐ。君の異変に気づいた高校の保健校医がこっそり精神科に観せたらしい。ふとした瞬間涙が滝の様にでて、止まらなくなったり。死ぬ事を具体的に考え出したり。興味本意で、指をカッターでズタズタにしてみたり…数え出したらきりがないほど。「でも、親には言えない。そこにどんな理由があったって、失敗作だと言って捨てられてしまう。そう。そうやってあいつ等はまだ幼かった兄を捨てたのだから。」震えながらこうも君は言って居
たね。そして君はそっとお兄さんの事を教えてくれた。君のお兄さんは君と同様に、期待を一身に背負っていた子供だった。幼稚園の頃から、みんなの人気者で、お利口さん。お遊戯なんかしようもんなら必ず王子様役だったと。でも捨てられたんだ。小学校に入るやいなや激しい人見知りになった、自己紹介すらまともに出来ないほどの。友達から声を掛けられる度に身を堅くし、先生に当てられれば緊急と恐怖の余り失禁する。それだけ。それだけで君の両親はお兄さんを捨ててしまった。近所の優しい中年夫婦の家の前に、スヤスヤ眠っている我が子を毛布で繰るんで、タオルを沢山敷き詰めた大きな厚手の段ボールに閉じこめて、空気穴を開けて、最後に段ボールの上に手紙を添えた。「育ててやって下さい。名前は功輝です。」その後失敗の原因は自分たちが若すぎるからだ。という見解に達したらしい君の両親は九年後に君を生んだんだと。たから君は失敗できなかったんだね。
血塗れの指を包帯で隠して、体育の時の突き指だと嘘を付いてまで秘密を守ったんだね。
act1~エピローグ~
苦しかったね。頑張ったね。いつでも君は爪を地面にたてて、沢山のものを守ろうとしてたんだ。それを君に言ったら、そんなの偽善者の建前で、守っていたのは自分だけだと、そうやってまた落ち込むんだろうけど、そんなこと、ないよ。 君の名前は木村百合子と言って、物静かで可愛く、人当たりも、成績も、運動神経もよく、両親共医者で、父親は学校のPTA会長。まるで女版・出来杉君といった所だった。それゆえよく生徒会長や学級委員長に推薦されたりして、断れない君は渋々引き受けていた。そんなことを十何年もやってく内に、君は病んでしまっていたらしい。本人が気づいたのは高2になってすぐ。君の異変に気づいた高校の保健校医がこっそり精神科に観せたらしい。ふとした瞬間涙が滝の様にでて、止まらなくなったり。死ぬ事を具体的に考え出したり。興味本意で、指をカッターでズタズタにしてみたり…数え出したらきりがないほど。「でも、親には言えない。そこにどんな理由があったって、失敗作だと言って捨てられてしまう。そう。そうやってあいつ等はまだ幼かった兄を捨てたのだから。」震えながらこうも君は言って居
たね。そして君はそっとお兄さんの事を教えてくれた。君のお兄さんは君と同様に、期待を一身に背負っていた子供だった。幼稚園の頃から、みんなの人気者で、お利口さん。お遊戯なんかしようもんなら必ず王子様役だったと。でも捨てられたんだ。小学校に入るやいなや激しい人見知りになった、自己紹介すらまともに出来ないほどの。友達から声を掛けられる度に身を堅くし、先生に当てられれば緊急と恐怖の余り失禁する。それだけ。それだけで君の両親はお兄さんを捨ててしまった。近所の優しい中年夫婦の家の前に、スヤスヤ眠っている我が子を毛布で繰るんで、タオルを沢山敷き詰めた大きな厚手の段ボールに閉じこめて、空気穴を開けて、最後に段ボールの上に手紙を添えた。「育ててやって下さい。名前は功輝です。」その後失敗の原因は自分たちが若すぎるからだ。という見解に達したらしい君の両親は九年後に君を生んだんだと。たから君は失敗できなかったんだね。
血塗れの指を包帯で隠して、体育の時の突き指だと嘘を付いてまで秘密を守ったんだね。