25歳に戻った夜。 | ミニの黒いスリップワンピ

ミニの黒いスリップワンピ

ロマンチック 略してロック

わたしがライブハウスで飲むことを覚え、毎週泥酔していた25歳、一人の酔っぱらいのお姉さんと出会った。

人見知りなのに、泥酔して別人のように陽気になるお姉さんを見て、わたしとさかもつは親近感と安心【あれでいいんだ!】を覚えた。
そしてのちに、あの頃のお姉さんの歳(アラサー)になっても、破天荒な酔っぱらいとして有名な『さかもつとミー』になるのだが、まぁ、あんまり人のせいにするのもよくないかしらね(笑)

ところでそのお姉さんはイベンターをやっていた。
ライブが好きで、お酒が好きなお姉さん。
好きなバンドだけ集めて、好きな音楽を聞いて、楽しく飲みたいというのがきっかけらしく。

好きなライブで会ってたお姉さんのイベントだから、そりゃあわたしもとっても楽しかったな。よっぱらってよく覚えてないけどね。

きみたちもよく出てたっけね。









そんなお姉さん、7.8年の沈黙を破り、先日復活イベントをした。

復活、そしてラストパーティ。

地元に帰るのだという。



お姉さんの久しぶりのイベントは、安定の楽しさがあった。

そして温かかった。

なつかしい顔が揃っていた。
バンドも、DJも、カウンターのお兄さんも、客も。

あの頃のわたしに戻った。
わたしだけじゃないはず。


最後のバンドで、ふいにダクダクと涙が出てきて、隣にいたMちゃんが、笑顔で手拭いを貸してくれてそして後ろを指差した。

振り向くとさかもつも号泣してるから、お互い笑っちゃった。

泣き笑いのわたしたちにお姉さんが頭をぽんぽんしてきた。

わたしたちの涙のわけはおそらく一緒だ。
ひとつの時代の終わりを惜しむ涙。



すっかり泥酔したわたしは、きみとこのリーダーと、JのAちゃんとタクシーで帰宅。




夜が明けると2014年の春だった。






Android携帯からの投稿