365日ネムリタイ | ミニの黒いスリップワンピ

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ロマンチック 略してロック

ボーダーくんからの次のお誘いは「お茶」。

といっても夜なのに、

お茶。


おちゃけ、じゃなくて、おちゃ!



「酔っぱらってるわたしがかわいいとか言いつつ、結局コレですからね」

と、さかもつに話したら、

「いつも酔っぱらって『記憶ない』とか言ってるから、一度しらふでちゃんとした話がしたいんだよ!」

と、前向きなご意見!


さかもつのポジティブさにはいつも感心させられる。
わたしがネガすぎなのか?



しかし、そう聞いたらそんなような気がしてきた。


けど…

どうしよ、緊張するなぁ。

血中アル濃度の低い時のわたしは、本当に人見知りだからー…。


いや、だめ、ちゃんと向き合わないと!ね!



告白とかされちゃうね、と
さかもつが言った。

またさかもつのシナリオ通りにいくかしらん?


それならば想定しておかないといけないね。
まだ数日の猶予があるから。




一番はじめの日、

四月末の合コンの日、


さかもつは酔いつぶれてダウンしてて、
わたしは朝まで元気に飲んでいた。

なのに、そのときのわたしとボーダーくんと穴さんの会話を覚えているのはさかもつで、わたしは全く記憶がないのだ。


わたしが、ボーダーくんに
「いい人いた?」と問われて
「ボーダーくん」と調子のいいこと言ったのも聞いていた。(これはわたしも覚えてる。)



わたしが「前の前の人は『鬱になった』って言われ、前の人は海外に逃げてった」と自虐ネタを披露していたのも、さかもつに聞くまでは知らなかった。

「長続きしない」
「なかなか好きな人ができない」

これも言ったらしい。

いやーん、最悪じゃん。


でも、「モテそうなのに」ってボーダーくんが言ったんだって。

それでボーダーくんは都子に気があるなって思ったって。

でも、「モテそう」くらい普通に言うよねぇ。
わたしだってよく使うわ。

だけどさかもつの直感によると、そういうのとは違うんだって。

趣味・特技が人間観察を自称するさかもつ先生のお言葉。

酔いつぶれて体は動かずとも、耳と脳はしっかり働いてたのね、恐るべしだわ、さかもつ。